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裁判所と呼ばれる家で 7/2019に向けた、ある年の10月より

~second bite~


「そんなに気にしないでください。」



久しぶりに花で指を切った。

茎を握りしめるなんて、バイトでもまずしない。



~~~~~~~~~~~~~~~~~


「少し休んだら?」

店の帳簿データをパソコンで記帳しながら、いつもより若干血色の良い妻が、腰をさすっている僕をねぎらう。

久しぶりに暇な日曜の午後。

細めた目線を僕に向けて、“裁判所”にはお父さんに行ってもらうね、と続ける。


裁判所?

そんな大口のお客さんはいないはずだ。

店頭で生花販売をしながら、近隣区の飲食店、エステサロン、銀行、病院、専門学校、そして案件は少ないけど個人の邸宅に、生花と造花を卸している。


40歳を迎えた2年前、同窓会で盛り上がった同窓生と入籍して、婿養子に入った。

結婚式場でフラワーアレンジメントを専門に、働いて働いて僕は擦り切れていた。

実家が花屋で跡取りがいない、と大笑いする妻は同窓会で僕の目を引いた。

あんまり彼女が大笑いするもんだから、


結構飲んでるね!

話しかけると、


お酒は、一滴も飲めない、病気で薬を飲んでるから。


って大笑いしながら僕の背中をバン、と一撃叩いた。

人生のくす玉を強制的に割られた衝撃。


あれから2年か、早い。モノスゴク早い。


「裁判所って、県庁のとなりの?遠くね?」お義父さんにわるいよ、俺が行くと答えると、妻は笑って

「O町4丁目の、中京銀行の裏の、XXXさんとこ。

“裁判所”って呼ばれてる。担当するの初めてだっけ?」


Thank you for your time reading the previous stories.

I was really suprised and grad to have all your messages and points.

Here is my 2nd episode, hope you to enjoy and see you someday.

Lots of respect and appreciation to you, I mean, you!


It is very hard for me to get in Japanese cultire sometimes, but Shosetsukaninarou gave me the pipe to link this world here.

So, thank you to Shosetsukaninarou, too.

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