心を鬼に
初めての投稿です。
まだ勝手がわからずに勢いで書いているところです。
誤字などミスがありましたらご指摘いただけるとありがたいです。
また、コメントをいただけるとうれしくて風邪をひいてしまうかもしれません。
少し気持ちがふわふわしていて前書きが長くなってしまいすみません。
読んでくださった方に楽しい時間が提供できると幸いです。
「なぁ、いいだろ。宿題見せてくれよ、昨日徹夜でゲームしちまって忘れてたんだ。」
そういったのはタカシだった。こいつは昔からこういった性格でいつも何かと理由をつけて私に宿題を見せろという、私とタカシは幼馴染なので頼みやすいのであろう。しかし、この性格のせいでこいつの成績は段々と落ちていき将来が不安である。タカシの親御さんも心配しており、私は心を鬼にしてタカシの申し出を断ることにした。これをきっかけに宿題をやってくるようになればいいのだが...。捨てられた子犬のような目で私を見つめるタカシに私は大きな声でこう言った。
「ダメだ、少しは自分で考えてみたらどうだ。このままじゃ進級できないぞ。」
少し強めにいってしまったが仕方ない、これもタカシのためを思ってのことだ。しかし、あまりのことに言葉が出ないのかタカシからの返事がない。私は不思議に思いタカシの顔を見てみると突然のことに驚いたのか私の顔を見たまま口を開け固まっている、これでは本当にバカ丸出しではないか。呆気に取られているタカシをとりあえず正気に戻そうと私はタカシの目の前で一発手をうって見せた。パンっという音とともにタカシは顔を振り正気を取り戻した。大丈夫か、私がそう聞くとタカシは首を縦に振った。
「あぁ、まさか断られるとは思ってもいなかった。けど、目が覚めたよ。いままでお前に宿題を見せてもらうことを当たり前に感じていたけどそうじゃなかった。これからは自分で考えてやるよ、さっそく今日の宿題から。」
そういうとタカシは勉強道具を取り出した。私は嬉しかった。いままで、自分で勉強をするという考えがなかったタカシが私の一言で今、勉強をし始めたのである。心を鬼にしたかいがあったな。しかし、いままでやってこなかったぶんわからないこともあるだろう、私はタカシにわからないことがあったら何でも聞いてくれと言ってやるとさっそく返事が返ってきた。
「そうか、じゃあさっきから気になってたんだけど。なんででこから角が生えてんの?」
タカシのこのすっとんきょうな質問に困惑しながら自分のでこを触るとその異変に気が付いた。私は急いで自分の鞄からスマホを取り出すと内カメラ機能を使い自分の顔を確認し驚愕した。私の額から長さ10cmほどの角が生えていた。私が呆気に取られているとタカシが口を開いた。
「口開けっ放しだとバカみたいだぞ。」
パンっという音が教室に響き渡った。
書いていくと段々と楽しくなっていきなんだか続けられそうです。
この気持ちが読んでくださった人にも伝わるとうれしいです。