表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
艦載機  発艦せず!  作者: 佑雫
2/4

第1艦 シュタイン計画

卒業生である 浅井と神坂は校長室で今日の予定を聞いていた


「校長お久しぶりです。 我々が呼ばれたのは少々驚きを隠せませんが 

ぜひそれを教えて下さい」

浅井は、校長を見て目を細めてジッと見た

「あなた方はこの学校の卒業生なんですから...この学校をよく理解してる。

しかし最近は政府のやつらがこの学校をよく出入りしててな、

生徒の心もどこに行ったものか私にも理解ができない」

校長はいかにも学生がよくやっていないことを伝えたいのかがわかる程の表情をし、

政府によっぽどの恨みがあるのではないかという目つきをしていた


「しかし我々の講演会というのはよっぽどのことがない限り無理な話でしょう」

神坂は校長に本当にこのようなものでいいのか不安そうな顔を見せていたが

校長はなぜか微笑んでいた


その時

「校長 準備はできております」

職員が校長室に入室し校長のほう見てその場を他に去った


「もうよういはできたのかね....二人とも講演会場に向かいましょう」

校長が二人を見て話すと浅井と神坂は立ち校長室を後にした

そのまま、講演会場に向かっていったが

講演会場には卒業生だけの予定だったが全校生徒が集まり窮屈な状態であった


二人は緊張を多少していたがふだん通りの表情で舞台の中央に移動し終わると

ここの司会担当と思われる人物が

「大変長らくお待たせしましたではこの二人から話をお願いします」

司会の人が二人に振った時に二人は真顔であった


浅井に前に出たときライトが当たった、それと同時に学生が拍手をした

その拍手がやんだと同時に話し出した

「長い時間待ってもらって申し訳ない。

近年進水式を迎え今年就任式が行われてる新型護衛艦がある

俺はその護衛艦で何かの職に付くと思われている 君たちの中でこの船で働くもの

が居るかもしれないがその時が来たらみながんばってもらいたい

私からは以上である」

なんとも単純な講演であったが浅井は満足そうな顔をしていたが

後ろに居た神坂は顔を硬くしていた


同日11:00 首相官邸


外務省の情報官があわてて官房長官室に入室した

「たったた 大変なことが起きました 中国海軍が領海内に進入を

行い現在も航行中だそうです」

情報官から聞いた言葉を真に受けるものが居なかったが

その中に真剣な目つきで情報間を見ている首相が居た


「今すぐ沖縄の自衛隊と海上保安庁に繋げるんだ」

首相が二人の大臣に微笑みのない表情で見つめていた

二人の大臣の隣に居た官僚に小さな言葉で話していた


連絡が届く3時間前 尖閣諸島沖

「機長 下に漁船と見られる船舶が見られますがもしかして

遭難した人が居るかもしれません  どうしますか」

海上保安庁のヘリが人影を見せたがどう見ても様子がおかしかった。


「仕方ない どうしてもそう言うのなら一度降りてみるしかない」

機長は慎重に降下を始めたが近づくと弾が当たる音がした


「今のはなんだ?!」

「私の推測ですが下の人たちは中国兵の可能性が高いかもしれません」

推測を言った搭乗員の勘は鋭く未来予知に近い状態であったがそんなことは

一般の人は信じていないためヘリは降下を進めていた


ある一定の距離になると弾は飛ばなくなり島に居た人はおとなしく

立っていたが波の高さの影響で少し動いていた


その間にもヘリは降下をし着陸した時に機体の中から救助隊員が出てきた

「大丈夫ですか?! このまま救助をしますが」

救助隊員は大きな声で相手にわかるように話していた

「我々は大丈夫だむかえが来るから心配はない」

「この島は詳しい むかえもそろそろ来る」

「そうでしたか それはご迷惑をかけた」

島に居る国籍不明の人物はどう見ても怪しい顔つきだったが

武器も持っていなかったためその場を後にした


「以上が、海保からの連絡であります」

海保の職員が閣僚が集まっている中で緊張を隠しきれないまま

話していった。

「その後の様子はどうかね?」

防衛相が海保長官にたずねた

「島に居たものは保護をいたしました」

「なんということを」

「あ~ついにこのときが」

官僚の表情は一気に暗くなり閣僚も同様であった


同日 13:00


「F-15J スクランブル」

九州の空・海軍は一気に慌てていた

空軍は日本領空に接近つつあった中国空軍に警告を実施するため発進をし

海軍では佐世保基地に停泊していたイージス艦一隻と護衛艦3隻を出港させ

海保では巡視船を4隻出港させ

海軍、海保の目的地点は中国海軍が向かっている 尖閣諸島であった


だがスクランブルをしたが現場に到着していた頃には中国空軍はいかったが

海はまったくの別次元であった

「中国の船にぶつかるぞ」

「船を動かすんだ今すぐしろ!」

「無理です!!」

航海士が言葉を話したとき『ドッコウァン』という大きな音をし驚く乗員が

外に出てみると中国辺防海警と日本の海保の船が衝突をしていた


中国はその衝突したのを空母に通達、すぐさま艦載機が発艦をした

その艦載機の名は「滅15」中国が新しく作った最新鋭機であるその機が

向かった先はイージス艦「あしがら」であった。


「あしがら」を含めた4隻の護衛艦は尖閣諸島沖付近まで近づいていた

突然一人の航海士が双眼鏡を慌てながら窓を見ていた

「どうしたんだ いきなり双眼鏡を持って」

「窓......の外を......見てください......」

「驚くほどではないぞ そんなことで俺は驚きを.......!?」

「中国の戦闘機が....なんでこんなところに....」

あしがらの艦橋にいた乗員は窓の外を見つめていると上空を

滅15が飛行

ここは中国の領空だといわせんばかりの低空通過であった

通過の後穏やかだった空気だ一気に冷たくなった時に

CICは騒然としていた


「注意しろ 威嚇をするかもしれん」

「砲術長なぜそんなことがわかるのですか?」

「あの機体行動を見ればすぐにわかることだ」

「しかしここは日本の海域そんなはずができるわけが....」

「やつらなら必ずやる....必ずだ!」

CICに居た砲術長がモニターで機体の行動を見つめていた

のを隣で見ていた若い砲術員が「そんなことがわるわけが」

という単純なことを考えていたが表情は怖がっている

CIC全体が戦闘と直面するのは初めてのことなのだ.........


「中国軍機!本艦後方で旋回しこちらに向かってきます!」

「いよいよ来るぞ!」

艦橋に居た艦長の考えはこの事態によっては戦争が起きる

と考えているため必死でその阻止にするため


「中国軍機!ミサイルを発射!」

「あいつら....やりやがつた」

観察員が大きな声で言うと

航海士が震えていた

「うろたえるな!  艦橋からCICミサイルはレーダー照射は

あったのか 報告せよ」

「こちらCICから艦橋 中国軍機はレーダー照射行っておらず」

「まさかあいつらは」

「こんな危険なことを....」

「これが威嚇だ  次はこのような事にならないということだ」

艦橋のすぐ横でミサイルは着水したが乗員は固まっていた

艦長以下の各科の長は今後の相手の出方を見ていたが

その考えてる途中


滅12は遠い空に消えていった


「中国軍当海域から撤退していきます」

レーダー要員がマイクを伝って話すと

乗員からは安堵の声が聞こえてきたのであった


同日18:00


「なに! 中国海軍と海保、海軍が戦闘開始寸前だった!! だと」

一本の電話を受け取った防衛相が怒鳴ったため部屋全体に広がっていた

何時間も会議をしていた閣僚会議の閉幕寸前に起きたことだったため

首をかしげるものや寝ているものが居たがたたき起こした


「なんだね!さっきの報告は....中国と戦争になりそうになる.....うんむんは」

外務大臣が声を震えさせながら話した

まぁまぁおき付きなさいという周りの目つきがあったため

大げさな事がことが起きず収まった


「このことにどう思うかね 官房長官」

首相は官房長官のほうを向いて言った

「公表は......するべきでしょう 報道機関に

紙に渡せば勝手にしてるでしょう」

官房長官は隣に居た副官房長官に指示を出し

退席していった。


「一度、散会をし情報収集をした後にもう一度集まる

それでよろしいかな」

首相は官房長官が居ない中で閣僚会議を散会したい

ということを言った時にその場に居た国務大臣は

全員うなずいた


その後、中国は日本政府に圧力をかけ

尖閣で保護した民間人はすべで中国に強制送還させた



今回のことにより中国との対立が激化し

戦闘行動不可避の状態へ一気に進むだろう

『夕刊 中華日報』



同日19:00


横須賀 横須賀基地敷地内宿舎


「F○Nニュース7です。本日の国会は......」


「ここで緊急ニュースをお知らせします」

テレビのテロップに今までにはありえない大きさで

『中国海軍と海上保安庁、日本国防海軍が衝突』

と書かれており アナウンサーが動揺していた


「先ほど午後1時ごろ中国海軍と海上保安庁、日本国防海軍が衝突

をしましたがお互い戦闘には発展しなかった模様です」

ADが慌てて書いた紙を読んでいた


明るくも暗くもない部屋に浅井は一人で居た

「なんだ、こんな戦闘ならこっちのほうのが有利じゃないか」

浅井は自分の部屋にあるテレビを見ながら話していた

「そんなことはどうでもいい、このUSBに入っている

情報に興味があったんだった」

浅井は椅子と回転させパソコンにUSBを差込み

パソコンの画面にはシュタイン計画と書いてある

船の設計図が描いてあるのを見て


「これが明日....乗って海に出るのか..楽しみだな」

独り言を放つとパソコンをたたんだ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ