第0艦 プロローグ
21世紀中盤、東アジアではかつてない大きな動きが起こっていた。
1世紀近く続いていた中華人民共和国が崩壊し、内乱が勃発、中国には、
4カ国の国家が存在しておりそのうち1カ国の中華民国(台湾)と正式な
国交を結んでいるのであったが、残りの3カ国は日本との緊張を高めていた。
朝鮮半島では、南北が衝突、結果北が勝ち大朝鮮国となり、軍事力が
膨大に拡大日本領海近海へ駆逐艦などを送り込み挑発を続けている。
中国、朝鮮以外の地域では、米国が東南アジア及び西アジアで在米軍の兵力が
増えつつあったが日本には、一人も増えず徐々に減少傾向である。
その頃日本では、相変わらず軍隊解体・9条を守れという団体も存在しており
その後ろには共産党がスタンバイしている状態であったが、昔国民感情が
劇的に変化をした時に自衛隊を軍隊の扱いをするために日本国憲法第9条第2項の改正
のため国民投票が行われた結果。賛成派が7割近くに達し憲法改正という快挙を
成し遂げ自衛隊は国防軍になり自国防衛のため新たな艦船が徐々に進水・就任するのであった。
国防軍内、特に国防海軍(旧:海上自衛隊)のほうでは新たな人員の育成のために学校が
いくつも建てられその中で【海洋術科総合学校】が国防軍内で多くの学生を置いているが、
全国に4つしか置かれていない貴重な学校だと言える。
4つの中でも横須賀海洋術科総合学校は4つの中で一番多く全校で3千人近くの学生
が居るため、地域住民からは陸の戦艦や陸の連合艦隊などと言われている。
だが、生徒たちはそのことに喜ぶ生徒も存在するのは確かのことである。
この中でも未来の艦長や各部のトップになる人とその下で働くことが決まっている
人々との関係は決して無しではない一ヶ月に一度訓練実習や一年に一度に行われる
訓練航海でお互いに意識を高めることを目的にしている。
この学校の卒業生の中ではイージス艦配備やDDHに配備されたものもおり
出世街道と言ってもいいのである。
この世界情勢に日本国とその国民は大きく振り回させることになる...........。