かきごおり【200文字小説】
祭りの屋台だけではなく、店先でもよく「氷」の文字が書かれた暖簾を見る。
これを見ると夏が来たのだなと実感する。
もちろん、肌にまとわりつくようなべっとりとした暑さでもそれは十分なのだが、季節感という意味ではかきごおりの方が勝っているかもしれない。
氷の山に青色のシロップがかかっている様は夏に突然現れた雪山のようだ。
そんな雪山の一角をスプーンで掬って口にすれば、改めて夏が来たのだなと実感することができた。
祭りの屋台だけではなく、店先でもよく「氷」の文字が書かれた暖簾を見る。
これを見ると夏が来たのだなと実感する。
もちろん、肌にまとわりつくようなべっとりとした暑さでもそれは十分なのだが、季節感という意味ではかきごおりの方が勝っているかもしれない。
氷の山に青色のシロップがかかっている様は夏に突然現れた雪山のようだ。
そんな雪山の一角をスプーンで掬って口にすれば、改めて夏が来たのだなと実感することができた。
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