ハローボイジャー!
こんにちは。短編書きました。
自分がずっと感じていたある種の価値観をそのまま表現してみました。(出来ているかは
宇宙空間。近辺に惑星ひとつない静寂に浮かぶ真っ暗な船内。
ふと明かりがつけば、ひとつの扉が音もなく開く。
『おはようございます。船長』
無機質な機械音声が、船に響く。
「おはよう。リズ」
それに答えるのは扉から現れた一人の男。色素の抜けきったような真っ白の髪に寝癖をつけて、大きなあくびをしている。
リズと呼ばれた機械音声は、無機質なはずの声に気のせいか、心配をはらんだ声色で男に尋ねる。
『本日は、四時間半の睡眠でございました。看過できないペースで睡眠時間が短くなっています。改善を提案します』
「そういわれてもなぁ。自然と目が覚めるんだ。不快感もなければ体調に問題もない。むしろ気持ちのいい目覚めだよ」
男はそのまま広い船内にある洗面所へと歩み寄る。
軽く顔を洗って、口内を洗浄するガムをひとつ口に入れ、二、三度噛んで吐き出した。
「それで、寝てる間に変わったことは?」
『浮遊船をひとつ発見いたしました。秒速三十キロで航行中です』
「ずいぶんゆっくりな船だな。連絡は?」
『ありません』
広い船の最上部。操舵室へと歩みながら男は話す。
相手の声はどこにいても同じ音量で聞こえてくるようで、会話の為に止まることはなかった。
「えーっと、ずいぶん古い型式だな。戦前に製造された量産機か。システムは稼働してるのか?これ」
ディスプレイに表示した眼前を渡航する船を見ながらいう。
それは確かに古い機体であった。
約三百年前に起きた宇宙規模の戦争。太陽系の法則を破壊し、天の川銀河から大きく外れて滅びた原因。
エントロピーに最後まで逆らった人類の行く末。それ以前に作成されたもはや骨董品ともいえる機体であった。
『はい。内部では生命体反応があります。人類の数は約二十七。その他動植物の数は約三千。そして、船体の破損個所は約七万か所。動いているのが奇跡でしょう』
「そうか。……連絡を取ろう」
『承知いたしました』
船内に、いくつもの電子音が響く。
人類が惑星に定住しなくなり二百年強経つ。全宇宙に散らばった人類は、それぞれのコロニーで独自の文明を築くに至った。
それゆえに、かつての共通言語は形骸化した。
他の船と連絡を取るには、あらゆるパターンの言語、信号を送信して、その中で形成された文化に基づいた言語、信号に近いパターンを返す。そんな連絡手段が当たり前になっていた。
『……返答を確認。種別:第六〇〇七・原型:日本語に類似した言語のようです。設定いたしました。どうぞ』
「ありがとう、リズ」
男はそういうと、ディスプレイのUIを操作し、通信を開始した。
「あー。聞こえる?こちら循環型自律船リズマティ号の船長をやってる。ニノ・ベルダディノ。ニノでいい。返答求む」
『……ザッ……ザザッああ、聞こえます、ニノ殿。こちらバイオ型、船名エピソード号、まとめ役ホチ。申し訳ございません。外部の人との会話は初めてなもので』
ノイズの混じる声であった。
女性と思われるその声は、確かにどこか緊張しているようで、言葉の節々が震えていた。
「よかった。とりあえず言語は通じるようだな。古めかしい言葉遣いだけど。それに同じく随分と古い機体だな。勝手で悪いが、スキャンさせてもらった。何というか、もう、限界だろう」
『はい。正直、この船、エピソードはもう……』
言わずもがな。しかし、船の状態が詳細にわかったところで、使用感などは把握しようがない。何かのいたずらで、バグがバグを、故障が故障をカバーするなんてことは日常茶飯事。発達しきった技術でさえも、いや、発達しきったからこそ、複雑化したそれらを計ることはことは出来ないだろう。
「一応、そちらの状況を教えてほしい。何か、手伝えるかもしれない」
『はい。まず、こちらの人員から────』
詳しく聞いたニノは眉をひそめる。
思っていたよりも、状況は悪かった。
事前の調査通り、人数は二十七人。バイオ型の船なだけあって、内部では畜産や農業を行い、自給自足をして永らえ、船を動かしてきたらしい。
しかし、そんなことを続けて今や数百年。修理のための知識を持った人間はとっくに廃れ、農業や畜産に関する知識も徐々に淘汰され始め、最初は二万種あった動植物も、今や合わせて六十種。それらの維持ですら、苦し紛れにやれているのが事実であった。
そして何より、不可避の近親相姦により遺伝子はことごとく破壊されているようで、平均寿命は四十を切った。これに関してはどこのコロニーにでもよくあることだ。数千、数万規模でない限り必然的に訪れるコロニーの結末にもなり得る。
それ故、遺伝子認証の機器にもアクセスできなくなり、一部の機能をパージ。無理やり修繕に回してきたがもはや限界だという。
船の航行機能も随分弱体化し、衝突をしないようにするのが限界と。
「なるほど。遺伝子破壊についてはどうにもできないが、その機体の修繕なら多少は何とかなると思う。ドッキングの許可をもらえれば手伝おう」
『……いえ、ありがたい申し出ですが、修繕は必要ありません。しかし、別でお願いしたいことがあります。詳しくは、直接話しましょう。ドッキングを許可します』
機体の修繕以外ニノたちにできることは少なかったが、思いつめたようなその声を無視することはできなかった。
ガタがきている船体相手に加え、そのサイズ差には大きな差がある。ドッキングするのはいささか難易度が高かったが、それでもリズマティは何とか成功させた。
「ようこそ、ニノ殿。改めまして私はホチ」
エピソードに乗り込み、真っ先に迎え入れてくれたのは、通信で聞いていた声の主。黒い髪を腰ほどまでに延ばし、やせ細った体は見るに堪えない。顔の凹凸が薄めなのが特徴か。やはり、日本の遺伝子系列であるようだ。外部から新しい遺伝子が入らなかった為、容姿に関しては当時の性質を受け継いでいるように見える。
対するニノ。
極たまに、こうやって乗り込ませて、襲撃されることがあったニノは十分すぎるほどに武装しているが、船内の様子やホチの様子を見るに、戦闘能力は皆無だろう。
ホチは丸腰。文明が生まれ始めたころかと思わせるような麻の貫頭衣。まとめ役がこれということは、きっとほかの住人はさらにひどいものなのだろう。
船内部はそこかしこが寂れて錆びれる。内壁を軽く蹴っただけで穴でも空きそうだ。
「ありがとう。改めて僕はニノ・ベルダディノ。僕にできる事であれば手伝おう。修繕は不要とのことだったが、何か他に急を要する問題でも?」
「はい。何の歓迎もできずに申し訳ございませんが、とり急いで本題に。ついてきていただけますか」
「わかった」
ニノは詳しく問いただすようなこともなく付き従う。
文明がいくつもの形で分散した今、直接見るより確実な把握法はない。
入出口に比べ、居住区画は思ったよりも小ぎれいであった。
数百年単位で人の出入りがなかったため、ドッキング付近は人の手が入っていなかったのだろう。
ホチについてゆく道中、何人かの住人とすれ違った。
誰もかれも同じように細く窶れ、最早病的とまで言える有様だった。
服とて麻の貫頭衣がデフォルト。一部に至っては一糸まとわぬ姿であったが、恥ずかしがる様子すらないあたり、これが、ここで構築された新しい文化なのだろうか。
まるで石器時代を思わせるかのような風貌。生活システム。
金属片でプランターに植えられた麦を収穫する人。乾燥された植物を簡易的な臼で粉状にする人。宇宙船内でなければ、一万年前を思わせるような暮らしを見た。
『言語が継承されていたのも、また奇跡のように見えますね』
ニノに付き従う超小型のドローンから、個別回線でそんな言葉が聞こえてきた。
『ああ、そうだな。不気味なほどだよ。技術をここまで捨てているのにもかかわらず、彼女、ホチの言葉は三百年前の日本語から大きく逸脱していない。なにか、理由でもあるのだろうか』
言葉というのは、非常に廃れやすいものだ。
言語とは、欠陥のあるテクノロジーなのだ。
伝えることが目的の言葉は、時代に応じて転々とする。それは進化ともとれるが、ある意味での退化でもある。文字と違って記録に残らない言葉は常に短略化され、内では単純化されるが、それは傍から見れば複雑を極めていく。ゆえに、永遠に完結することのないテクノロジー。
それが、何百年の年月を得てもなお、原形をとどめているどころかほとんど変化がないというのはいささかおかしい。
とくに、日本語は曖昧なものを表現するのに適した言語であった。
自然や概念から数多の要素をくみ取り、生み出されたものによって紡がれた詩や文は現存する言語の中でも難しい。短略化された現代でもそうなのだ。
曖昧さを取り入れれば、そのものも曖昧になってゆく。そうであるはずなのだ。
「ここが、目的の場所になります」
そんなことを考えている間に、たどり着いた場所は巨大な扉の前であった。
「金庫。いや、データバンクか」
「はい。そのように聞いております。この船の目的が格納された場所であると」
大事なもののように語るホチ。しかし、その有様を見ると、どうにも矛盾している。
扉にはこじ開けようとした数多の傷が残り、何か重要なことが書かれていたと見えるペイントは既にはがれて原形がない。だが、それらがあるがゆえに荘厳に見えるのも事実。道中見てきたものの中で、確かに異様な空気を放っていた。
「これは、私たちが開けることのできなくなった扉の一つです」
この扉は遺伝子認証にて開くように設計されていた。
そして三百年前、戦争が原因でこの扉を開くことが禁止され、その封印も数十年前に解かれたが、肝心な認証を突破できずに中に何があるのか現在の住人は誰も把握できないでいた。
「ニノ殿。この扉を開けて、中にあるこの船、エピソードの目的を持ち出していただきたいのです」
「持ち出す……。なぜ?この船にとって大事なものじゃないの?」
ホチはゆっくりと顔を伏せ、ぽつぽつと周囲に聞こえないように小声でしゃべり始めた。ばれないように、そっと密告するかのように。
「もう、私たちが長くないのはわかっております。増えては減る。そのペースも随分と早くなりました。それに、ご覧いただいた通り、私たちはもう、新しく命を授かることは出来なくなっています」
確かにその通りなのだろう。
ここに来るまで、一人とて子供を見なかった。
何であれば、このホチが一番幼く見えたほど。彼女ですら、きっと二十歳前後。船の広さに比べて人が少なすぎるとは思っていたが、遺伝子破壊がそこまで進んでいたとは、正直ニノは胸に来るものがあった。
このコロニーは。言葉を大事にしてきた貴重な文明は、今や滅びの崖へと落ち始めているのだ。
「もうすぐ、この船は終わります。終わってしまえば、このデータバンクにあるデータは全て揮発して消えてしまいます。そう、聞いています」
古いメモリ。それゆえの弊害。維持をしなければ潰えてしまう。人の手から離れれば、文字通り終わってしまう。ニノたちと違って。
「私たちは、決心しています。このデータパンクを誰かに託して、私たちを終わらせようと。百年も前から。そして、その時が訪れました」
今もなお小声で話すホチ。何かに聴かせないように、小さく小さく話す。
それはきっと、ここを代々繋いで守ってきた先祖、先人に終わりを告げたくないから。
「もう、私たちは何もありません。ただ唯一、代々丁寧に会話をすることを心掛けて今に至ります。……意味も分からず言葉を大事にして生きてきました。娯楽も、言葉遊び、仕事でも言葉を欠かさないように。ただ何よりもそれを重視してきたと記録にあります。もっと、技術や知恵を継承すればよかったのに、どこかで間違ってしまったのでしょう」
そう紡ぐホチにニノは割り入ろうとしたが、彼女の表情を見て、もう少し待ってみることにした。
「この扉を開ける技術があれば、もっと繫栄し長く生きられる知恵があれば、どれほどよかったのか。すくなくとも、こんな結末にはならなかったのではないか。そんなやり場の無い後悔を抱えたままここまで来ました。だからせめて、この船で一番大切なものをつないでいきたい。私たちが途絶えても」
「……日本語って美しいと思うんだ」
「え?」
終ぞ我慢できず、ニノは荘厳な扉にそっと触れながら言葉を紡ぎ始める。
「表意文字と表音文字を併せ持ち、多種多様なオノマトペが言葉を飾る。天候や季節といった、今は亡きものを鮮明に思い出すことができるある種のアーカイブ。その豊かな語彙は万物を表現できるといって差し支えないし、言葉に幻想さを見出すことができる貴重な言語だ」
「そう、なのでしょうか」
「ああ、間違いないよ。少なくとも僕は、最も美しい言語であると思っている。難しいし複雑だし、解釈も人の数だけあるけれど、それすら美しく思える」
「しかし、美しいとはいえ、そんな何にもならない芸術を守るぐらいなら……」
「違うよ」
ニノの少し怒気をはらんだ声にホチは肩をすくませる。
「技術も、知識も、伝えられなくちゃ継承できない。言葉っていうのは、言語っていうのは、無限に進化できるように作られた最古の技術であり、知識なんだよ。それを最も大事にして継承するのは、最適解だ。君たちと、その先祖は何も間違ったことをしていなかった。ずっと、正解を選び続けてきた」
ホチは、どこか複雑な表情をしていた。
納得できないような、少しばかり嬉しいような。
「かつての日本では、桜という植物が大事にされていたんだ」
「桜……。たしか、桃色の綺麗な花を咲かせる木、でしたか」
「そう。桜は出会いと別れの象徴。始まりと終わりの代名詞。満開に咲き誇って散る姿は、多くの人を虜にした。まもなく散る姿は多くの人を見届けた。そのころから、君たちの思想は変わっちゃいない。大事にすべきものを大事にしてきた」
ニノは、ずっと考えていた推測を口にする。
「ホチさん。あなたの名前って、襲名なんじゃないですか?」
「え?よくわかりましたね。そうです。代々まとめ役はホチと名乗るようにと」
「保知、もしくは保智。知識を保つと書くんじゃないかな」
宙をなぞるニノ。その書き文字はあえかなまま消え去ったものであった。
しかし、ホチはその動作に思い当たる節がないようで、小首をかしげた。
「はは、言葉は残ったけど、文字はパージしちゃったんだね。この扉の文字が消えているのも納得だ」
少し悲しそうにするニノ。しかし、まあ、仕方がないか。無機質に書いて残すよりも、あたたかな言葉を選んだ。それはきっと、間違いじゃない。
「つまり、君たちの本当の役割は言葉を残すことだったんだよ。この扉を開けることができるように、新に再起した人類に託すために言葉を残したんだ。言葉という知を保持した。そしてそれは、ついに成就した。叶った。正解だったと証明した」
「それって……」
「僕、ニノ・ベルダディノは、君たちを継承する。このデータバンクに大事に抱えられていたもの、君たちが今まで大事にしてきたものの全てを僕が引き継ぐ。安心してほしい、僕は不老なんだ。かれこれ、三百年ほど生きている」
ホチは大きく目を見開いた。それはそうだ。自らが望んだものの体現者がここにいるのだから。
「君たちが大事にしてきたものは、無限を生きる僕が誰かに伝え続ける。保持する。正しい文字は失われてしまったかもしれないけれど、その美しい言葉は何よりも大事にすると誓う」
そう言いながら、ニノは腰からナイフを抜き、指先に傷をつけ血を流す。
そうしてそれを、傷だらけの扉の中、唯一ほとんど傷のない正方形の範囲その中心に押し付ける。
そうして血がにじんだそれは、広く船全体に光を渡し、歪にゆがんだ扉がそっと開き始める。
その扉の間に向けて、強い風が吹く。
吸い込まれそうになるホチを抱え、踏ん張り、扉が開ききったそこは、想像していたものとは大きくかけ離れたいた。
「は、はは、ははは!」
「これは、一体……」
「なるほど、君たちは本当によくやったよ。まさか、捨てちゃいなかったなんて!確かにある種のデータバンクだな!それに、言葉を維持できなくなれば揮発する物だ!」
空気がなだれ込んだその大きな空間。真空状態かつ、特殊な保存加工が施された空間。この船、エピソードの大部分を占めたそこからは、懐かしいにおいがした。
「ホチさん。君たちに敬意を表します」
彼女たちが、エピソードが運んだそれに、心の底から敬意をこめて敬礼を送る。
目線はまっすぐに、手は眉に、脇を九十度に開き、足をそろえて六十度。
「ありがとう。言葉の旅人。君たちが送り届けたメッセージ。必ず大事にしよう。そして、君たちもここで終わることはない」
「え?え?え?」
ニノはリズに一つの命令を送った。
それは単純明快で難易度の高いもの。
リズも、『仕方ありませんね』などといいながら、気合が入っている。
単純明快な命令。それは、”彼女たち二十七人の遺伝子治療と完全保護”つまり、「生かせ」であった。
そしてそれは、この世で最も卓越した人工知能であるリズにとって、達成できないものではなかった。
それから数日後……。
『彼女たち、ホチ様たちの遺伝子治療および、移住と安定の確保終了いたしました』
そんなアナウンスをリズが伝えた。
「よかった。何とか間に合ったんだな」
エピソードの荷を全て保護し、彼女たちの生存を誓ったときからわずか数日。
荷は全てリズマティに現状保存し、何重にも保護を掛けた。
ホチ達二十七人は、ニノが顔の利く大規模コロニーへ移住させ、遺伝子治療を施し、純血に近い日本人を集めた特区へと案内させ、全員語学研究者としての道を見せた。
それらの処理がすべて完了した。つまり、彼女たちとその言葉を、定着させるための土台が出来上がったという知らせであった。
「これがあるから、この旅路は面白い。そう思わない?リズ」
『ええ、心から同意いたします。心、ありませんけど』
「骨の人みたいなこというなよ。影響受けやすい奴め」
そんな軽口をたたきながら、一枚、二枚と時間をかけて紙をめくるニノであった。
彼女たちが言葉で伝えきった、届け切ったその物語のひとつを、丁寧にかみ砕いて飲み干すように、そうして紙をめくって、物語を進める。
「次は、何を読もうか。おすすめある?」
『そうですね、”桜の樹の下には”等いかがでしょうか』
「なにそれ、気になる」
『桜の樹の下には死体が埋まっているそうですよ』
「おい!ネタバレはご法度だぞ!!」
確かに届けられたそれらは、数百年、数千年とニノたちを楽しませてくれることだろう。そしてそれは、彼らだけに限らないはずだ。
『それに船長、最近読みすぎで寝るのが遅くなっておりますよ。もっとも、睡眠時間は増えているようなので何とも言えませんが』
「仕方ないよ。つい、のめり込んでしまうんだから」
言葉の魅力。
欠陥のあるテクノロジーだからこそ、人は惹かれるのだろう。
最後までありがとうございます。
どうでしたでしょうか。
短編となりますが、一応続編を考えて余地を残してあります。
気分次第で書くかも。多分書かない。
最後に、よろしければ感想や評価のほどお願いいたします。
何卒、お手柔らかに……。お手柔らかに……。