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クラウン今夜はありがとう

作者: 秋葉竹







ときの過ぎゆく寂しさに

僕は途方に暮れるだけ


遠い昔のあの国に

忘れたものはなんだっけ?


僕の耳にはいまもまだ

港の銅鑼のだけ残る

あの国で得たしあわせや

希望や夢は想い出せない





グランフロント大阪で

大サーカスをやってるよ

長身クラウン戯けてる

長身クラウン戯けてる


金波銀波の駅広場

魔法使いは宙を跳び

せいたかクラウン戯けてる

せいたかクラウン戯けてる


戯けながらも戸惑って

リングをパタパタ走りつつ

両手両足おおげさに

愉快な動きの騒がしさ


お客様なら大喜びで

ふたりなかよく手のひら鳴らして

かおをみあわせ手のひら鳴らして


テントのおそとは夜の国

イルミネーション花盛り

聖夜も近い深い夜

すこしの風は寒いけど

ふたりの手と手はぎゅーっとね

ふたりの手と手は恋むすび




そんな素敵な街の風景

眺める僕はただあたたかい

我が家へ向かうすこし笑って


ずいぶんときは流れたけれど

あの国で得たしあわせや

希望や夢は消えてはいるし

さっぱり想い出せないけれど


いまこのときの話をしよう

やさしい灯りがともる家

この国で得たしあわせや

希望や夢の話をしよう


この国で得たかけがえのない

家族とゆっくり語りあう

この一年のしあわせや

いま持っている希望や夢の


夜を楽しみ語りあう

聖夜はすこし夜遅くまで

起きていてもいいんだろ?

家族がいるからこの国が好き


あとすこしだけときはゆき

そんな家族が待っている

家へと帰り着くだろう

僕はほんとに君が好きだな












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