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4番砲塔:海上ギルド・サテーナ支部

パソコンの調子が悪いのだ!

side:彩雪


どうも、彩雪です。大和の艦長をしております。

さてさて、いま私は陸に上がっています。海上ギルドなるところに行くためです。正直めんどくさいのでいきたくないのですが、軍船ヤーズの方曰く役所みたいなものらしいので、さすがに役所に登録しないわけにはいきません。てか、この口調ちょっとつらいから戻すね。

今、かいちゃん...、大和から降りて20分くらい港町を歩いていますが割ときれいだ。治安もいい。これなら子供も安心だね。船乗りの街だからか、すっごい口調は男女そろって厳ついのが、玉にキズだけど。

それから5分くらい歩くと、横浜の赤レンガ倉庫みたいな建物が見えてきた。見るからに倉庫ではなさそうだけど。あれが海上ギルドかな?

それからさらに5分くらい歩くと、赤レンガの建物の大きな扉の前まで来た。横を見ると、

[海上ギルド・サテーナ支部]

と書いてあった。

さて、ひとまず、ギルドの前まで来た。じゃあ、登録しますか。そうして扉に手をかけ、力をこめ・・・・・・、開かない。

うそでしょ!?この扉どんなに硬いの?

すると背中に気配を感じた。急いで振り返ると、2メートルはあるんじゃないかという大男がこっちを見降ろしていた。

「ギャーー!!化け物!!」

「初対面相手に化けものとはいい度胸だな!それより、嬢ちゃんそこで何をやってるんだ?」

「海上ギルドに登録しようかと思ってこのドアを開けようとしたんですけど、開かなくて。」

「...どんだけ非力なんだよ。それにこれ」

男が扉にてを掛ける、そして手前に引いた。

「引き戸だぞ。」

わかるかー!そんなもん。

「あ、ありがとうございます。(平常心、平常心)」

「おうよ。あ、あとカウンターはあそこな。それじゃ」

それだけ言うと、男は手を振りながらどっかへ行ってしまった。あ、以外といい人だった?

まあいいや。じゃあ登録するか。えーと、あそこだね。

カウンターには、優しそうなお姉さんがいた。

「海上ギルドへようこそ。このカウンターに来たってことは登録ですか?」

「はい、登録したいのですが。」

「わかりました。では手数料として、銀貨1枚必要となりますがよろしいでしょうか」

もちろん大丈夫だ。銀貨1枚取り出して、お姉さんに渡すと「確認しました、少々お待ちください。」と言い、スマホのような何かを取り出した。

「これは、パストートと言い、ギルドが支部を置いている国にならどこへでも入国できる通行証です。」

これがあの人の言っていたやつか。へー、もっと紙みたいなやつかと思っていたわ。それにしても、この世界って技術の進むスピードおかしくない?スマホがあるくせにガレー船だよ?ま、気にしちゃ負けかも。

「じゃあ、次はあなたの船の登録を・・・」

「ちょっと待った」

ん?だれだ?振り返ると、強面の、THE船長みたいな人がいた。

「おいおいおい、こんなガキが船乗りだって?冗談はよしてくれよ。お前みたいなガキがいるからおれたちのことを下に見られるんじゃないのか?ん?」

「ちょっと、アベル―シさん。何もそんな言い方しなくても。」

なんだこのおっさん。アルベージっていうのか。なんか周りで「おいおい、あいつアルベージにからまれたぞ」とか「うわぁ、あの子もうおしまいだな」とか聞こえてきているあたり、こいつの素行はとんでもなく悪いんだろうな。

「おっさん、私に喧嘩売っているんですか?」

「喧嘩?ハッ!お前になんて喧嘩を売っても意味がないだろうが。それにかわいそうだしな。お前の船、どうせ手漕ぎのボートだろ。そんなのがおれの機甲戦列艦と戦ったら勝負にならないだろうが。」

「なんですってぇ!私の船は250メートル級よ!」

「ちょっと二人とも落ち着いてください。アルベージさんは一回黙って。それにあなたも変な嘘言わない。そんなに言い合うんだったらこうしましょう。あなた方二人で模擬戦をして、アルベージさんが勝ったら。素直に辞退する。しかし、あなたが勝ったらアルベージさんはちゃんと謝罪してギルドメンバーの一人だと認めてください。それでいいですね?」

ほお、好都合だ。そんな好条件、逃すはずがないだろう。

「はい。私はそれで構いませんが。」

「ああ、俺もそれでいい。いいかガキ、俺は手加減をしないからな。」

「どうぞ御気になさらず」

「んだとぉ!!!!」

ハハハッ!おもろこのおっさんwあ、

「ふたりとも!ほら、アルベージさんもあなた名前何?」

「彩雪です」

「彩雪さんも一回黙って。じゃあ、日時は明後日、場所は東北海域です。じゃあ、アルベージさんはあっち行ってください。ほら、彩雪さんはふねの仮登録しに行きますよ。」

「は、ハイ」

それにしても明後日か、今からでもよかったのに。場所が取れないのだろうか。

「で、彩雪さん。あなたの船はどこにあるんですか?」

「ああ、それならここから20分くらいのところに」

「よし、日が暮れる前に行きますよ。」

何をそんなに急いでいるんだか。もはや「あ、ハイ」としか言えない。

そして15分くらい走ったら、私の愛しの大和が見えてきた。

すると受付のお姉さんから、

「もも、も、もしかしてですけど、あれだったり、しし、しますか?」

と聞かれたので「します」とだけ答えると、

「アルベージさん、ドンマイです。」と言って気絶してしまった。

頭の悪い私には、何故なのかワカラナイナー、アハハ☆

振り仮名めんどくさかったので振ってません!許せ!

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