2番砲塔:俺氏戦艦になる
自分が船に転生したことを認めた俺氏。だけれど自分のステータスをまだ見ていない。とゆーわけで、せーのステータス!
==============================================
艦名:未定 艦種:戦艦 Lv.1 HP:100000/100000 MP:300/300
速力:66 抗堪性:100 攻撃力:99 機動性:40 対空火力:72
索敵能力:80 射程:70 水上機運用能力:60
装備
主砲:46センチ3連装砲(Lv.1)3機 副砲:15.5センチ3連装砲2機
魚雷:艦首長魚雷発射管6機 3連装短魚雷発射管2機
三次元電探:策敵範囲約186マイル 艦首音探ドーム
蒸気カタパルト2機
その他対空機関砲・高射砲多数
起動状況
主砲:オフライン 副砲:オフライン 短魚雷および超魚雷発射管:オフライン
電探:オフライン 音探:オフライン 対空砲および高射砲:オフライン
艦内監視カメラ:オフライン 機関・発電機:オフライン
スキル
鑑定:Lv1 治療:Lv1 念話:Lv1
=============================================
おいおい、ただの船かと思ったら、まさかの戦艦。しかも大和型...。確かに戦艦みたいに丈夫な体がほしいとは思ったけれども、戦艦になるとは...。ていうか、ほとんどオフラインじゃん。こりゃ危ないわ。じゃあ、機関及び発電機、電探、音探、あと監視カメラをオンラインにしよう。
すると、体が急に熱くなった。いや違うな、今まで機関を動かしてなかったからすっごい冷えていて
急に暑くなったからそう感じるんだ。そして外も急に見えるようになったからすっごい眩しい...。
ん?艦橋に誰か倒れてる?いや、だれかではないな。僕が見間違えるはずもない。この子は彩雪だ。
あいつもここに来たのか。さて、生きてるよな。鑑定使えるか?まあ、やるに越したことはないよな!
よし。〈鑑定〉
=============================================
名前:佐倉彩雪 役職:艦長 HP:80/100 MP:200/200
スキル
料理:Lv18 裁縫:Lv17 掃除:Lv16 念話:Lv1 艦長:Lv1 航海術:LV1
=============================================
HPちょっと減ってるな。空腹か?てか、こいつも念話持ってるんだ。これで話しかけられるな。
それより生きていてよかった。せっかく転生できたんだしな。そのことも合せて伝えるか。
『彩雪、起きろ』
伝わったかな?あ、もぞもぞ起きてきた。
「どこ?ここ?え、わたし死んじゃったよね?本当にここどこ?」
『おはよう彩雪。確かに君は僕と一緒に死んだ。だけど僕と一緒に転生したらしい。』
「その声、もしかしてかいちゃん?どこにいるの?隠れないで出てきてよ」
ああ、なるほど。ぼくがこの艦になったことには気づいてないのか。
『ごめん、僕は君の前に姿を現すことはできない。』
「なんで?今しゃべってるじゃん。それに僕と一緒にって言ったじゃん。それなのになんで?」
『それは、ぼくがこの艦に転生したからだよ。君は今僕の艦橋にいるんだ。つまり僕の中にいるんだ。わかった?』
「なるほど?」
うん、わかってないっすね。まあいいよそれで。そのうち理解するから。
『理解?』
「うん、だいぶわかってきた。あ、ひとつお願いがるんだけどいい?」
お願い?なんだろう。
『内容による』
「その、おなかすいたなぁと思いまして、食材と|調理場≪キッチン≫を貸してほしいなぁと。」
何だそれぐらいか。それぐらいなら別にいい。
『それぐらいなら全然いいよ。けどさ、場所わかる?』
「うーん、なんかよくわからないけど。どこに何があるのかなんかわかるんだよね。」
艦長スキルか?だとしたら有能だな。
そして彩雪はじゃあ借りるねーと言いながら下に降りて行った。大丈夫か?240メートルくらいあるぞおれ。まあいっか。
30分ぐらいしたら満腹そうな顔して戻ってきた。食材あったんだ。
『お帰り。食材なんてあったの?』
「えーっとね、なんかスキルで買えた。」
は?そんなスキルあったっけ?
「艦長スキルでいろいろ注文できるみたい。対価は魔力?らしい」
ほんとだ、彩雪のMPが200から150に減ってる...便利だな、艦長スキル。
「で、これからどうするの?港行く?」
『うん、そのつもりだよ。でも場所がわからんくてね。』
「あ、それなら電探?の出力を上げたら見つかるかもよ」
なるほど、確かにそうかもしれん。出力アップ。
『ほんとだ、あった。方位21度の方向』
「よし、じゃあ行こうか。錨鎖詰め方!機関両舷前進微速。赤黒なし!針路20度!」
『両舷前進微速。針路20度よーそろー。てか、いつ覚えたのそんな単語』
俺はもともとミリオタだから知ってたが、彩雪はちがったずだ。
「これも艦長スキルなのかな?なんかパッと出てくるんだよ。」
艦長スキルすげー!便利やな。
「両舷前進半速」
『アイサー、両舷前進半速』
すごい、自分の体がすっごい熱い。
「両舷前進原速。赤黒なし」
『両舷前進原速、赤黒なし』
このままいけばあと2時間くらいかな、何もなければ。ああ、港町、楽しみだなぁ。




