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不死身の私が異世界転移!?  作者: 雅架音
異世界転移編
5/5

知らない天井だ…

書けた〜疲れたよ〜Twitterもあまり開けなくて辛かったよ〜まあまた明日また頑張るんですけどね…

「知らない天井だ…」


 とりあえず思い出していこう私は金坂朱美17歳花のJKの不死身だ、コンビニから帰る途中でトラックきさに引かれて気づいたら異世界にいた路頭に迷っているとシリウスと名乗る怪しいお兄さんに会い仕事を紹介してもらい何でも屋(裏)に務めることになった、そこで最初の仕事を聞きその後屋上で訓練をしたんだが魔力放出しすぎでダウン、ベッドに運ばれて今に至る。


「アケミ起きたんすか」


 エドが部屋に入ってきた。


「ええ、ここまで案内してくれてありがとうねエド」


「いや〜この部屋に着いた途端ぶっ倒れたからびっくりしたっすよ」


 えっ!そうなの?記憶が無いわ…


「なんか色々とごめんね」


「アケミは気にする必要はないんすよ新人の世話をするのが先輩の役割っすからね」


「そう言って貰えると助かるわ」


 話を聞くと倒れた私をエドがベットまではこわんでくれたそうだ、重くなかったか?と聞いたら慣れてると返された、出来ればそんなことないと返して欲しかった…


「しかし…本当に良かったんすかね?」


「えっ?何が?」


「仕事の件っす前も言ったけどカーネーションは裏の仕事っす多少剣が使えても表の人間のアケミには荷が重いと思うんすよ」


「た、確かにそうかもね…」


「だから俺が他にアケミが出来るかもしれない仕事を探してみるっす」


「えっ?」


 な、なんでそうなった?


「あの…エドはなんで私をそんなに気にしてくれるの?」


「それ話すにはまだ好感度が足りないっすよ」


「好感度!?」


 乙ゲーかよ!


「冗談っすよ」


 そう言いながらエドは隣にある椅子に座り話し始めた。


「俺は孤児なんすよ、物心ついた時から裏世界に居て窃盗や殺人をした回数なんて覚えてないっす。生きるためには色々な悪事に手を染めたし人なんて誰一人信用が出来なかった、けど表の世界に憧れはあったんすよ、家族で食事をしたりまともな職についたりってね?」


 そう言ったエドは悲しそうな顔をしていた。


「表の世界に憧れがあるからこそ俺はそんな世界に居るのに裏世界に来ようなんて考えによく思わないんすよ、裏世界の厳しさを知っていて表の世界に恋焦がれている俺だからこそ表の世界にいるアケミにはこっちに来て欲しくないんす」


 エドはそれを私から1回も目を離さず言い切った。


「エド…」


「それに…」


 エドは顔を少し赤く染め視線をずらし


「俺、アケミのことそんなに嫌いじゃないっすから」


 んん?


「な、なんでもないっす!」


 そうやって両手をブンブン振る様は少年のようだった。


「じゃあ何か食べ物を持ってくるっす魔力を回復するにはよく食べるのが1番いいっすからね!」


 そう言いながらエドは部屋から出ていった。


「……」


 ええ…もしかしてエド…いや考えるな!そうと決まったわけじゃない、よく思春期男子にあるあいつ俺の事好きなんじゃない?みたいな考えは身を焦がすぞ金坂朱美!そうだ別に好きと言ったわけじゃない!嫌いじゃないと言ったんだ勘違いするなよ?いやでもあの仕草は…風邪ひいていたんだよバカ!あんなイケメンくんが私なんかを好きになるわけないだろうがこのスカタンが!


「ゼェハァ…」


「あの…大丈夫でしょうか?」


「わっきゅう!?」


 わっ!?びっくりした、左を見ると声の主シャルロットさんが居た。


「あはは…大丈夫です、いつ頃から居ました?」


「今さっき来たばかりですアケミ様」


「そうなんだ、ちなみに私に何か用かなシャルさん?」


「はい、エドワード様からアケミ様に食事を用意するようにと言われましたのでパンとスープ、ビックボアの煮込みです」


「ありがとうございます、あの…料理はシャルさんが?」


「はい、料理、洗濯、掃除などだいたいのことは私がしております」


「そうなんだ…大変じゃないですか?」


「いえいえ、好きでやっていることですし、それに家事をしていますとシリウス様が報酬に色を付けてくれるんですよ?」


 そう笑うシャルさんの顔はまさにメイドのそれだった。


「あの…シャルさん、私どうすればいいんでしょう…」


「どうしたんですか?」


「実は…」


 私はエドと話したことをシャルさんに話した。


「なるほどエドワード様が…」


「はい、だから私はどうしようかなって」


 シリウスは私に裏の仕事をさせたくてカーネーションに入れた訳じゃなくただ手元に置いときたいだけだということもわかっているがエドは私を裏世界自体に近づけたくなさそうだった。


「そうですね…正直シリウス様には何を言っても無駄でしょうし、いっその事シリウス様を暗殺してみてはいかがでしょう?」


「何故に!?」


 ちょっと待て!何故残るか出ていくかの話からいきなりシリウス暗殺の話が出てきた!?


「はい、シリウス様は禁忌、アケミ様の不死身を気に入っておりますそれも性質という心の底から、その事からそう簡単にアケミ様を手放すとは思えません」


 いやそうかもしれないけど…


 「ならば一択です!シリウス様を亡き者にしましょう、流石に正々堂々の戦いでは分が悪いですから深夜寝静まった深夜とかに暗殺です!」


 ていやーとナイフを振り下ろすジェスチャーをするシャルさんはなんか怖い…


 「いや〜流石に殺しは…えっ?殺しをした人でも表の世界大丈夫なの?」


 「普通はダメですがシリウス様は裏世界ではなかなか有名な方ですし大丈夫ですよむしろ勲章が貰えます」


 「あっ…そうなんだ…」


 それならいいかな〜とはならないから!


 「いや、遠慮しますやっぱり殺しは出来ません」


 「そうですか…」


 「いや残念そうな顔しないでください、そんなにシリウス…さんを殺して欲しいんですか?」


 「いえいえそうではないんですがシリウス様は危機感がないと言いますが現実を軽視している傾向があるんですよ、だからたまには死ぬような目にいや1度は死んでみた方がいいと思います」


 「やっぱり死んで欲しいんだ!?」


 一応貴女のチームのリーダーだよね!?


 「まあ今のアケミ様に殺される程度ではいつかは死んでいると思うので明日の朝にベッドで血まみれで転がっていたとしても誰も気にしないと思いますよ?」


 なんて言うか…私はシリウスが哀れだよ。


 「しかし殺せないとなると子供みたいにわがままでねちこっく話していてイラッとくるシリウス様と仕方ないですが話し合いをするしかないですね…」


 私がシリウスだったら泣いているよ。


 「そうですね…とりあえずシリウスさんと話してみようと思います」


 「アケミ様がそう仰るのでしたらそれがいいのかもしれませんね」


 「はい、お話ありがとうございましたシャルさん」


 「いえいえ大丈夫ですよ、また機会がありましたらお話致しましょう」


 そう言ってシャルさんは部屋から居なくなった。


 「とりあえずご飯食べようかな」


 ビックボアの煮込みを食べてみるあっ…美味しい。


 「とりあえずこれからどうしようか考えないと」


 私はとりあえずこの世界で生き抜く…いや死なないけど飢えないために仕事は必要だ別に選り好みする訳じゃないがエドの言った通り裏世界の仕事はできない、シリウスが表の仕事だけさせると言っていたが裏世界の仕事を回さないとも限らない…ぶっちゃけシリウスは信用がないからだからカーネーションから脱退したいがこんな身寄りもない小娘ができる仕事があるとは思えないそれにシリウスが逃がしてくれるとも思えない。


 「むむむ…ああーもう!うじうじ考えてもキリがないこうなったら話してから考えてやるわ!」


 そうして私は食べ終わったご飯の食器を持ちながら部屋の扉を開けた。

今回はエドとシャルさんのメインの話!シャルさんキャラ濃いめです!気に入っていただけたら嬉しいです!ではまた次回!

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