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カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
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カフェ・ルミエールの新メニュー(5)

由紀は父の晃の帰りを待つことにした。

何しろ、母の美智子は料理にしろお菓子にしろ、史の意見しか聞かない。

由紀が何かを言っても、

母美智子は

「由紀の意見は、大雑把なの、だから参考にはしても、使えない」

「史は、几帳面に指摘してくれるから、そのほうが直しやすい」

おまけに、ますます由紀にとって気に入らないことまで言う。

「一緒に料理していても、史のほうが頼れるの」

「味覚はしっかりしているし、手先も器用」

最後に

「由紀よりはね」


「私だってね!あんたの娘!」と怒りたいけれど、母に相手にされないことには仕方がない。

由紀が時々、史に怒りを浴びせるのも、ある意味、母美智子からの「気に入らない仕打ち」への、憂さ晴らしなのである。

・・・それでも、子供の頃は、史がすぐに泣くから、焦った。

「ごめん、史・・・ごめん」

抱きかかえて謝ったこともあるけれど、最近は史も強くなって泣かなくなった。

それに、まあ気に入らないけれど学園内からカフェ・ルミエールまで女どもにモテモテだ。


「ふん!女で失敗しても、可哀想っていってあげない」

「あのアホの母美智子で、よくお父さん我慢しているなあ」

「父さんだけだよ、全員に冷静に意見出来る人は」

「私にもキツイ時あるけど、筋が通っているから、納得できる」

「困ったときに父さんの意見で動くと、必ず解決する」

「アホの母美智子は、あてにしないし、されてもいないし」

「史なんかは、まだまだガキさ、もう可愛いなんて言ってあげない」

・・・・様々、ブツクサいいながら、由紀は父晃の帰りを待つ。



「ガチャ」

玄関のドアの音がした。

「あ!父さんだ!」

由紀は、やっと元気顔、玄関まで飛び出していく。

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