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カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
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大旦那の孫三人の海外旅行計画

史を手招きした大旦那は、史、由紀、加奈子だけを伴い、別室に入る。

大旦那は、にこにこと笑っている。

「ありがとう、素晴らしい演奏だった、すごく盛り上がっていた」

「感謝する」


史もにこにこ。

「こちらこそ、楽しかったです」

加奈子も、笑う。

「史君が直前に曲を変えたんですが、無事に」

由紀もご機嫌。

「マスターのフランスコレクション、子供の頃から聞いていたので」


大旦那は、話題を変えた。

「ところで、史も加奈子も高校を卒業」

「すでに大学も決定している」

「それで、由紀は一年遅れたけれど」


史、由紀、加奈子の孫三人は、大旦那の意図が不明。

次の言葉を待つ。


大旦那は、おもむろに切り出した。

「三人で、海外旅行をさせてあげたい、3月までに」

「旅行代はこちらで出す」

「付き添いと通訳で、華蓮をつける」

「文化講座の研修を兼ねる」


史、由紀、加奈子は顔を見合わせる。

「なんか・・・すごすぎて・・・」

由紀

「行きたいなあ、華蓮ちゃんが行くならいいかなあ」

加奈子

「はい、即OKです、ありがとうございます」


大旦那は、うれしそうな顔。

「毎年新年会で、素晴らしい演奏をしてくれて、盛り上げてくれて」

「それくらいは、お礼をしたくてね」


途中から、奥様も入って来た。

お茶とお茶菓子を出しながら

「日本の外に出ると、日本のことが、よくわかるの」

「若い時に、そういう違う国を歩いて、世界を広げるというのかな」


大旦那も続く。

「お前たちの親も全員、そうしたんだ」

「私の親父が、全額払ってね」

「全部話はしてあるから、心配ないよ」

「私もそうだったなあ、ニューヨークに行った」

大旦那は遠くを見るような顔。


史は、考えている。

「うーん・・・どこかなあ・・・」

由紀

「今、パリは怖いかなあ、騒動が起こっている」

加奈子

「美味しいもの食べられるところがいい」


大旦那も少し考えた。

「道彦とか、そうだな、ルクレツィアさんにも、情報をもらったらどうかな」

奥様は、頷く。

「そうなると、まずフィレンツェ、トスカーナは決定ね」

大旦那は目を閉じた。

「あそこのワインは飲みたいなあ」

奥様はまた違う。

「ベネツィアのガラス細工も素敵」


史は由紀と加奈子を見た。

「第一候補はイタリアかなあ」

由紀は、即決。

「全く問題なし」

加奈子も同じ。

「ローマは外せない」


・・・・・・・・


大旦那と奥様。孫三人の海外旅行計画は、しばらく続くことになった。


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