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カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
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由紀の心配

史の姉、由紀の心配は尽きない。

自分のことではない、とにかく弟の史の心配である。


「とにかく危なっかしい」

「あちこちの女性に声をかけられ、ホイホイと」

「いつかは問題が発生する」

「当の本人が一番無理解なんだ、それがアホっていうの」

結衣との「神保町本屋街デート」の後も、史を叱った。


「里奈ちゃんはどうなるの?」

「結衣ちゃんとのことが、耳に入ったら、泣いて怒るよ」

「まあ、洋子さんとか奈津美さんは、大人過ぎて対象外だけどさ」

「すごく心配していたよ」

「それ、わかっている?」

「このアホ!」

姉の由紀の前では、史は「アホ」である。


「そんなこと言ったってさ・・・」

「何も変なことをしてないって」

史は、それでも懸命に反論する。


しかし、その反論が由紀の心配と怒りに、さらに火をつけた。

「このアホ!」

「史がそう思ってもね、女の子って、そうじゃないって!」

「何だかわからないけどさ、史は有名人なんだから、少しは自制しなさい!」

・・・・・・ずっと、「お叱り」なので、省略。

史は「ヘキエキ」状態。


由紀のお叱りの声が聞こえたのか、とうとう母の美智子が顔を出した。


「もう!由紀!うるさいって!」

「叱り過ぎだよ!」

「史の人気?」

「心配しないでいいって!」

「こんな史だもの、すぐに馬脚をあらわすって」


「・・・この母も、何もわかっていない・・・」

由紀は、ますます落胆。


史は、ブンむくれている。

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