表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
64/760

史の回復と結衣(1)

史の右足首もようやく回復し、珍しくカフェ・ルミエールに入ってきた。


「あ!お久しぶり!大丈夫?」洋子

「あれ?今日は一人?里奈ちゃんは?」奈津美

「いいの!里奈ちゃんは!史君が一人で来たんだから!」洋子

「あれ?妬いているの?洋子さん」奈津美

・・・とにかく、大騒ぎである。


しかし、史の目的は洋子や奈津美ではないらしい。

どうやら、アルバイトの結衣に目配せ。

結衣は、にっこりと笑い、そして、さっと史の手を握り、カウンター席に誘導する。


「すみません、足首大丈夫ですから」

史はちょっと赤い顔になるけれど、結衣は全く遠慮しない。

「いやいや、わざわざ来てもらったんだから」


そんな結衣の姿を見て、洋子と奈津美は顔をしかめるけれど、結衣は史に話があるようだ。


「でね、今度の月曜日、いいかなあ」

何かパンフレットを渡している。

結衣の顔も赤くなり、かつ「ニンマリ顔」


「えっと・・・はい・・・大丈夫です」

史は、いつもと変わりなく、ハンナリとした応え。


「わぁ・・・うれしいなあ・・・これはこれは・・・」

「じゃあ、今日のケーキは私のオゴリ」

「何にする?」

結衣は、ますます、史に迫る。


「えっと・・・ガトー・ショコラでお願いします」

史の注文はガトー・ショコラ、これも洋子の自慢のケーキである。


「はい、了解!」

結衣が、ますますニンマリとしていると、洋子と奈津美が近づいてきた。


「一体何?」洋子

「里奈ちゃんとか大丈夫?」奈津美

「秘密は良くない」洋子

「月曜日って何?」奈津美


・・・少し危ない雰囲気が漂っている。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ