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カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
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マカロン(1)

このカフェ・ルミエールで、婚約が成立した翔と香奈が、昼間のカフェ・ルミエールに入ってきた。

どうやら洋子に話があるようだ。


「それでね、我が社の雑誌の企画なんですが、お菓子のパーティーです」翔

「とにかく華やかにしたくて、それで洋子さんに」香奈


洋子は、少し考えた。

「そうなると、少し前に予約を入れてもらって」

「ご覧の通り、お客様も多いのでね」

「毎日楽しみに来られる方もいるの」

確かに、洋子の言うとおり、相変わらず満席である。


「そうですね、その点も踏まえてご相談です」翔

「こちらとしても、できるだけ、わかりやすいポスターとかチラシを作らせていただきます」香奈

とにかく、翔と香奈は、呼吸がピッタリ、洋子もこれには笑ってしまった。


「わかりました、後は日程だけですね」

「できれば、企画書のようなものを、お作りいただいて」

「マスターには私から伝えておきます」

「まあ、昼間の喫茶部のことだから、何も言わないとは思いますが」

洋子は、笑顔で承諾をした。

後は、日程と企画書がなければ、話は始まらない。



「その中でね、お菓子の由来とか、そういうのも盛り込みたいのですが、もちろん企画書には必ず入れます」翔

「はい、私は、今日はマカロンについてなんですが・・・」香奈

翔と香奈は、少し粘った。

どうやらマカロンについて聞きたいようだ。


「そうですか・・・マカロンですか・・・」

洋子は、自他ともに認めるマカロンのエキスパートである。

聞かれたからには、応えないといけない。


そんなことで、パテシィエ洋子による「マカロンの由来」講義が始まった。

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