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カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
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神田神保町散策(3)

老舗のラーメン店に入り、カウンター前に四人並んで座る。

史と愛華が、ラーメンと半チャーハン、由紀と加奈子がタンメンと半チャーハンを頼んだ。


「目の前で、作ってくれて、すごく速いの」

愛華

「ほんまや、もう出てきた、二分か三分やな」

由紀

「さてさて、タンメンも野菜大盛り、香りが最高」

加奈子

「そうやねえ、ほんと食欲そそるわ」

「うん、いつもの味、これがいい」

愛華

「関東風ラーメンだけど、このスープといい、麺といい、食べやすい」

由紀

「チャーハンの味付けが最高だなあ」

加奈子

「うん、タンメンもね、メチャ美味い、通いたくなる」

「結局、料理って値段じゃないっていうか、味だよ」

愛華

「それに、ここのお店の気取りがない雰囲気がいいなあ」

由紀

「おしゃれな料理もいいけれどね、こういうのも好き」

加奈子

「ほんま、京都やったら、周囲の目を気にするけれど、いいなあ、自由や」

・・・・・そんな感じで、和気あいあい、四人ともスープまで全部飲み干して、超満足で店を出た。


史が、

「じゃあ、これから、太田姫神社と神田明神に参拝します」

「これから、駿河台の坂をのぼります」

と、行程を説明。


これには全員が異論がなく、まずは太田姫神社へ。

ここでも史が少し説明をする。


「ここの祭神には宇迦之御魂命と菅原道真、徳川家康」

「慶禄元年に太田道灌の娘の疱瘡が平癒したことから、太田道灌の城内に社を建立」

「その後社を城の鬼門に移して太田姫稲荷大明神と言われるようになったとか」

「慶長十一年江戸城の改築にともない移転」

「その後代々の将軍は、この神社を崇敬して修理造営は徳川家が行ってきたということです」


愛華が、すぐに反応した。

「宇迦之御魂命というのは、稲荷神社の系統やね、つまり京都ともかなり縁が深い」

由紀も

「そうかもしれない、小さな神社だけど、好きなの」

加奈子も、

「そうだね、さっき神保町の古書店の古地図で見たけれど、ここの周辺って昔から人が住んでいたし、、そうなれば信仰も集めたんやろな」

ということで、四人はそれぞれ参拝、鈴を鳴らしている。

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