洋子の新作メニュー?
史たちの一行は、涼子の車で、カフェ・ルミエールに。
店に入るなり、大騒ぎになっている。
まずは、洋子。
「うわ!涼子さん!お久ですねえ・・・それに祥子ちゃん、かっわいい!」
ここで、祥子に頬をすりよせるくらいに愛でている。
そして史に
「そうかあ。銀座かなあ、私も行きたかった」
と言いながら、少し目配せ、後で何か話がある様子。
奈津美は、はじめは涼子と祥子を愛でた後、史の持ってきたお土産に気がついた。
「へえ、銀座に行って、ロクムと人形焼買ってくるのが、史君らしいなあ」
「私たちの大好物だよ」
結衣と彩は、史たちの一行に加えて、涼子と祥子、そのうえロクムと人形焼まであるのだから、うれしくて仕方がない。
結衣
「よかったなあ、カフェ・ルミエールって、こういうハプニングがあるから好き」
彩も
「うん、ずっとここにいたい、楽しくていいなあ」
そんな状態で、史が奈津美に目配せ。
「奈津美ちゃん、紅茶にしよう」
奈津美も、すぐに史の意図を理解した。
「そうだね、人形焼とロクムなら、珈琲より紅茶かなあ」
と、連れ立って、スッとキッチンに入っていく。
それを見た洋子。
「うん、さすが史君、気がきくなあ」
涼子も
「史君も、大人っぽくなってきた、可愛いところは変わらないけれど」
加奈子は
「へえ、評判の史君の紅茶かあ、それは楽しみやなあ」
愛華は
「ふふ、都内に住んだら、毎日飲めるのかな」
とニンマリ。
由紀だけが
「ようやく気がつくようになったか」
と、あまり評価しない。
さて、少しして史と奈津美が、全員分の紅茶を淹れて持ってきた。
奈津美と彩は、紅茶を全員に配り、また、テーブルの上には、ロクムと人形焼をセットした。
洋子
「味の系統は、ロクムと人形焼では、全然異なるけれど、紅茶が上手に合わせている」
涼子
「でも、ロクムは和菓子にどこかつながる味だね」
奈津美
「柚餅子の食感に似ている」
結衣
「何個でも食べられそう、この店でも挑戦してみるかな」
彩
「結衣ちゃん、それは面白いねえ」
結衣が彩の質問にうなずくと、洋子も反応。
洋子
「そうだね、新メニューで試作するかな、今日は無理だけど」
と言いながら、史をチラリ。
史も、洋子の意図がわかったらしい。
ニコニコしている。




