表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
442/760

銀座、日本橋散歩(11)

楽器店での突然の演奏を終えた史たちの一行は、再び銀座の通りに出た。

「まったく岡村顧問は強引だ、覚えている曲しかできない」

と、ブツブツ。

由紀も

「あまり声が出なかった、後輩たちに負けてた」

と、首を傾げる。

しかし愛華は、うれしそう。

「メチャ楽しかった、合唱部の人たちとも、すんなりやった」

加奈子もニコニコ。

「それは、前部長の由紀さんの人徳では?」

そんなことを言うものだから、由紀は笑ってしまった。


そんなことを言い合いながら、少し歩くと史の足が止まった。

そしてその史の前には、トルコ料理店の看板がある。


史は、愛華と加奈子に

「そろそろ、お昼にします」

「昨日が、もんじゃ焼きで軽かったから、今日はズッシリ系」


愛華と加奈子が、キョトンとしていると、由紀がニッコリ。

「はい、世界三大料理の一つ、トルコ料理だよ」


愛華は

「へえ・・・面白そうやなあ、でも食べられるかなあ」

加奈子

「ほーーー・・・銀座でエスニック系?これは思い出になるなあ、でもどんなお料理なんやろ」

興味津々ながら、不安もある様子。


ただ、史も由紀も、よく来たことがあるらしい。

「全然、大丈夫だよ」

由紀

「フランス料理よりは、日本人に合うかも」

と、どんどん店に入ってしまう。


食事そのものが、どうやら予約してあったらしい。

銀座の日曜日のお昼の時間であるけれど、店員の案内で、すぐに座ることができた。愛華と加奈子は、とにかく興味深そうな感じ。

愛華

「何やろ、不思議やなあ、青白い照明と白い壁、トルコ絨毯を何枚も飾ってある」

加奈子

「そうやねえ、お皿も飾ってあるけれど、模様も色使いも、日本でもなく中華でもなくヨーロッパでもなく」

愛華

「流れてるBGMも、中東って雰囲気やなあ、面白いなあ」

加奈子

「銀座でトルコ旅行って雰囲気や、ワクワクする」


少しして、とにかく大柄の女性店員が、注文を取りに来た。

愛華と加奈子は、その女性店員を見て、またビックリ。

「あらー・・・・すっごい美人やけど、胸とお尻もすごい、うちの三倍はある」

加奈子

「パワー満点や・・・こうなると、気取ってなんていられない」


二人は、とにかく圧倒されている状態となった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ