表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
428/760

マスターのフルコース(2)

三品目は

「ホワイトアスパラガスと生ハム、アーティチョークのロースト

 バターソース」


ここで、美智子がクスッと笑う。

「これ、マスターの定番なの、何回食べても飽きが来ない」

晃も、うれしそうな顔。

「史も、ニコニコして食べている、少し元気が出てきたようだ」

美智子も、隣のテーブルの史の顔を見る。

「少し怒りすぎたかな、確かに史自身の責任じゃないけれど」

晃は美智子に

「そう思うよ、美智子は一族に神経使いすぎ、確かに難しい面もあるけれど」

美智子は、史を見ながら、ポツリと

「うん、ついついねえ・・・」


四品目は

「舌平目のクルスタード 小海老のグラタン」


愛華は目を閉じて味わっている。

「すごいなあ、濃厚にして、とろける」

加奈子も

「京都のお屋敷だと、淡白な風味が良しとされることが多いけれど、これはドッシリ系」

大旦那も感心している。

「まさに絶品だね、これは、美味というか芸術的に美味しい」

そんな大旦那に奥様が笑う。

「あらあら・・・不思議な日本語ですこと、普通にすごく美味しいで充分」

大旦那は、頭をかいている。

洋子も、ニッコリ。

「これもマスターの得意料理、目を閉じると、横浜のホテルが浮かんでくる」

奈津美、結衣、彩は、味の深みに取り込まれてしまって、もはや食べるだけ状態になっている。


メイン料理が運ばれてきた。

「仔羊ロースト タイムをきかせて」


史が目を丸くした。

「うわ!すっごい!完璧、タイムの使い方が」

由紀は、一口食べて、幸せ満面状態。

「噛むごとに、元気が出てくる味」

愛華も感激。

「うわーーーこれがマスターの・・・都内に出てきてよかった」

加奈子

「はぁ・・・うちも、都内に出るかなあ、マスターの料理を食べたいし、教わりたいし」

他には声が出なかった。

何しろ、食べるのに夢中、美味しいので話をするのも、もったいないという状態らしい。


デザートは、マスターと洋子が打ち合わせをしていたらしい。

「色とりどりの五種類のマカロン バニラ ピスタチオ チョコレート ラムレーズン バラのクリーム」


特に史の顔がパッと明るくなった。

「洋子さんの得意料理だ!このバラのクリームが一番好き」

まず、バラのクリームのマカロンをうれしそうに口に入れる。


史の明るい顔を見て、洋子はうれしそうな顔。

「ねえ、史君、元気になってよかった、ホッとした」

そこまで言って、もう一言あるらしい。

「一度ね、つきあってもらいたい所があるの」

洋子の顔が、真顔になり、史に「後で見て」とメモを渡している。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ