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カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
322/760

クリスマスコンサートの打ち上げパーティー

コンサート会場からカフェ・ルミエールのビルは、バスで十分程度。

二台のバスは、すぐに到着した。


マスターたち、カフェ・ルミエールの面々は先に戻っていて準備をしていたようだ。

そして到着した楽団員や合唱団員の地下ホールのパーティー会場への誘導を結衣と彩が行っている。


史は

「あ、僕も手伝います、何でも言ってください」

「すみません、遅くなって」

と、頭を下げるけれど

結衣は少し困った顔。

「何言っているの?史君は今日は主役なんだから」

彩も

「全て私たちに任せて、史君は今日は演奏者なんだから」


史はそれでも

「すみません、それでも何かあったら手伝います」

と言いながら、パーティー会場に向かった。


地下ホールでの打ち上げパーティーは、指揮者の榊原の簡単な挨拶から始まった。

榊原

「みんな、本当に素晴らしい演奏でした」

「それから、素晴らしい会場を確保してくれた自治会長様や数多くの皆様からも、お褒めの言葉をいただきました」

「なにより、聴衆からの拍手が本当にうれしかった」

「また、来年も、みんな協力して、素晴らしい演奏会を開きましょう」


そして、乾杯の音頭は、合唱の岡村先生。

「さあ、思いっきり食べて飲んで、この名店カフェ・ルミエールのビュッフェです!これもしっかりと楽しみましょう!乾杯!」

盛大な乾杯となった。


さて、ビュッフェ料理としては、さすがカフェ・ルミエール、様々な料理が並んでいる。


シーザースサラダ、キッシュ、テリーヌ、カプレーゼ、ライスコロッケ、ローストビーフ、パスタは四種類(ジェノベーゼ、アラビアータ、カルボナーラ、ペペロンチーノ)、ビーフシチュー、ヒレステーキ・・・とにかく書ききれないくらいの種類と量。


またケーキも、すごいほどの種類と量。

まずチョコレートフォンデュの大きなタワー、マカロンタワーもある。

フランボワーズ、ザッハトルテ、ガトーショコラ、モンブラン、サヴァラン、バウムクーヘン、シュークリーム・・・これも書ききれない。


また、お酒も洋酒から日本酒まで様々。

ノンアルコールも、紅茶から珈琲まで、完璧に準備してある。


パーティー会場は、演奏会の良い思い出と、美味の料理の数々で本当に賑わっている。



その様子をうれしそうに見ている大旦那

「うん、これがこの世の幸せ」

とつぶやくと、史を手招きする。

何か、頼みたいことがあるようだ。

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