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カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
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マスターと由紀のデート?

マスターは由紀に話しかけた。

「由紀ちゃん、今夜でなくてもいいけれど、少し時間を開けて欲しいんだ」

マスターから突然そんなことを言われた由紀は驚く。

「え?何?マスター」

そこまでしか、言葉が出ない。

そして、マスターの次の言葉を待つ。


マスターは少し笑って

「うん、お願いしたいこともあるしね、食事でもしながらさ」

と由紀の顔を見る。


由紀は、途端に顔が明るくなった。

「え?私?マスターがお食事に誘ってくるの?」

「わーーー!絶対に美味しいところだよね!」

「なんか、ドキドキしちゃう!」

「はい!時間を打ち合わせしましょう!」

さっそく、「超ノリ気」である。


マスターはまた笑った。

「良かった、それじゃあね、予約も入れないといけないから」

「由紀ちゃんが家に戻った頃にまた連絡するよ」

と、言うと


由紀はニッコリ

「はーい!みんなマスターにお任せです!」

「連絡お待ちしています!」

もう、この時点で超ゴキゲンになった。

そして、指揮者の榊原に送られて、史と一緒に帰っていった。


そんな様子を見ていた洋子。

「うん、さすが、マスター」

「簡単に由紀ちゃんをゴキゲンにさせた」

「由紀ちゃんの頭の中は、マスターとの美食デートに占領されている」

と、感心しきり。

奈津美も驚いている。

「由紀ちゃんの、あんな嬉しそうな顔は見たことがない」

結衣も

「うん、これで史君への攻撃は一時止むなあ」

と感心。

彩は

「あの、マスター、由紀ちゃんとのデートが終わったら、そのお店を教えてください、すごく興味がある」

と、マスターにお願いまでしている。


するとマスターはまた笑った。

「ああ、わかった、いつか君たちも全員連れていく」

「お店を休まないといけないから、難しかったんだ」

「どっちみち、馴染みだな」

とまで言って、洋子の顔を見る。


洋子は、そこで気がついたらしい。

そして笑いだしてしまった。

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