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カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
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由紀対策を考えるけれど・・・

マスターがフフッと笑っていると、洋子は目を丸くしてカウンターの前、史の後ろに歩いてきた。

奈津美がサッと席をあけると、洋子は「さも当然」のごとく、史の隣に座ってしまう。

また美幸も、「心得たもの」、さっとチーズのガレットとボルシチ風スープ、ロールパンを洋子の前に置く。


まず、チーズのガレットをひとかけらほうばった洋子は

「うん、良いチーズですね、これはシンプルにして美味しい」

と、素直にニッコリ。

ついで、ボルシチ風スープとロールパンに移る。

「ふむ、コクがありますね、さすがマスターの味、どこかさわやかさもある、パンもバターがしっかりで、いいお味」

と、ここまでは満足そうだ。

そんな洋子に、奈津美、結衣、彩の女子三人は、少しホッとする。


史は

「ごめんなさい、おなかが減っちゃって、先に食べちゃいました」

と、なかなか素直である。


マスターが洋子に

「だから、由紀ちゃんにバレるとさ、また史君がね」

と声をかけるけれど


洋子は、首を横に振る。

「無理・・・由紀ちゃん、感づいている」

そして史の顔を見た。

「ねえ、由紀ちゃんのご機嫌を取ったほうがいいよ」

「そうしないとさ」


洋子は、それ以上の話はしなかった。

「また史が由紀に叱られる」は、全員の「共通認識」になっている。


それを聞いた史

「うーん・・・なんか面倒・・・姉貴って、本当にうるさい」

ムッとした顔をする。


奈津美

「そうだね、厳しすぎるって思う時がある」

結衣

「いつも史君を怒っている」

「ちょっと、怒り過ぎと思うこともある」

と、心配するけれど、あくまでも姉と弟のこと、口出しは難しい。


洋子も

「それは、史君のことを心配してくれているんだからさ」

とまでは言うけれど、その次が出ない。


黙っていたマスターが口を開いた。

「うん、わかった、俺が何とかする」

「ああ、心配しないでいい」

そう言って、今度はニヤッと笑う。


何か、考えがあるようだ。

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