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カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
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VS芸能スカウト(10)

さて、マスターは、地域住民からもたらされた芸能スカウト杉本の情報と、学園校門前の録画ビデオを携え、大旦那のお屋敷に出向き、相談をかけることした。


そのマスターには自治会長の橋本と産直市の会長の大石も同行した。


橋本も大石も最初は「・・・旧摂関家・・・大旦那のお屋敷なんて、恐れ多い・・・」と最初は遠慮したけれど、マスターが「心配いらない、器量が大きなお方だから」と説得し、同行となったのである。




さて、大旦那のお屋敷に入り、マスターが自治会長の橋本と産直市会長の大石を紹介すると


大旦那


「いやいや、本当にご苦労様です」


「孫の史の一家やマスターの・・・もう一家だな、本当にお世話になっております」


「それからカフェ・ルミエールへのご愛顧、感謝してもしきれません」


と、深く頭を下げる。




それには橋本も大石も


「うわ・・・すごい・・・こんな立派な人に頭を下げられるなんて」


「でも、確かに大きくて深い器量だ、包まれてしまう」


最初の挨拶から、大旦那には魅入られている。




奥様も出てきた。


「家内でございます」


「このたびは、ご迷惑をおかけいたしまして」


と、これまた丁寧に頭を下げる。




「粗茶でも」


とお手伝いのものに運ばせた緑茶も




橋本


「すっごい、玉露だ」


大石


「うーーー・・・栽培から蒸らしから、淹れ方まで絶品」


と、ほぼ感激状態。




しかし、そんなことを感じている場合ではない。


マスターは、橋本と大石の状態には構わず、大旦那と奥様に「事の次第」を一部始終説明をする。


校長から預かったきた校門前のビデオの再生、警察の対応の様子、地域情報も含めて、事実に基づいた説明をする。




全てを聞き終わった大旦那


「まずは地域の橋本自治会長様と大石産直市会長様には、これほどの貴重な情報を集めていただき、心より感謝申し上げます」


と、橋本と大石に頭を下げた。


そして




大旦那


「ああ、後は私に任せてください」


「地域の警察と芸能プロダクションとスカウトには、手を出さないでください」




マスターはもう一言あるようだ。


「万が一のためのマスコミ対策も」


と大旦那の顔を見ると




大旦那


「ああ、それはもちろん」


少し笑って


「ふふ、ギャフンと言わせてやる」




あっけにとられる橋本と大石であるけれど、奥様とマスターはクスクスと笑っている。

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