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カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
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史と里奈の横浜デート(10)

史と里奈は、中華街に入った。

中華街は、今日も混雑、賑やかである。


「この赤とか黄色とか原色の世界がすごいなあ」

里奈

「あちこちから、いい匂いがする」

「栗売りも多いね」

里奈

「いろいろ珍しいものが売っている」

「中国系の人が多いね、話している言葉が中国語だ」

史と里奈は、あちこちのお店に入りながら、買い物をする。

「洋子さんたちに中華菓子かな」

里奈

「あ、木村親方も好き」

そんなことで、中華菓子を買い込んでいる。

「少し歩くと、中華のパン屋さんがあるの」

里奈

「へえ・・・見たい!」

ということになり、中華のパン屋へ。

「油条とかネギパンとか美味しい」

里奈

「私は蒸しパンに興味がある」

「あまり肉まんとか、焼き小龍包は買わないの」

里奈

「そうだよね、行列だし」

「それでも、荷物が増えてきた」

里奈

「史君、手首は大丈夫?」

里奈としては、まだまだ不安。

「ああ、大丈夫、でも、そろそろホテルに向かおう」

里奈

「そうだね、確かに少し寒くなってきた」

「これ以上買いきれないし」


そして、中華街の大通りを通り、まっすぐにホテルに。

史と里奈がホテルに戻ると、ホテルマン達が集まってきた。


「ほーー買い込んだねえ」

「袋がいっぱいだ」

「ホテルで送るよ」

そんなことを言われていると、支配人とシェフが出てきた。


支配人

「笑えるほど、たくさんの荷物だね」

確かに支配人がもってきた「お土産」と合算すると、かなりな荷物になる。

シェフも笑っている。

「美智子さんとマスターへの挑戦の品は、後でお楽しみ」

と、史に「挑戦の品」を渡しながら、どうやらもう一品あるようだ。


「これ・・・もしかして?」

シェフがにっこりと笑う。

「うん、由紀ちゃんの大好物さ」

しっかりと箱入りになっている。


「ありがとうございます、姉も喜ぶと思います」

「それから、今日は、いろいろと、本当にありがとうございました」

とキチンと頭を下げる。

里奈も、それに、しっかりとならう。


支配人

「また、おいで、若くて可愛い二人は、ホテルマンにも好評さ」

「目の保養になった」


シェフ

「また新作が出来たら、連絡する、史君のアドバイスで味が変わった」

・・・・

そんな話がしばらく続いた後、史と里奈は、ホテルのバスで駅まで送ってもらった。


バスに乗り込んだ史

「少し疲れた?」

里奈

「全然、すっごく楽しかった」

「もう、幸せ・・・」

里奈は、史に身体を預けている。

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