表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
244/760

史と里奈の横浜デート(9)

史と里奈は、元町の店を様々歩く。

陶器屋、アロマキャンドル店、家具店、宝飾店・・・

多すぎるので省略。


その中で、史がとある、有名ブランドのバッグ店に入った。

その店に入っても、史は知られているようだ。

史は知り合いの店員に

「あの時に買った財布を五年使っています」

と言うと、その店員はニッコリ。

「そうですか、少し見せて」

と言うので、史が見せると

店員

「ほー・・・上手に使っているわね」

「色あいも、革もますますよくなってきた」

と、ますますニッコリしている。


里奈もそんな話を聞きながら、財布やらバッグを見て回っている。

しかし、里奈は「ちょっと高い、手が出ない」と思っているらしい。

そのため、一つ一つのものから、すぐに目を離してしまう。


そんな里奈に、史が声をかけた。

「どれか、気に入ったものがあったら、教えてね」

里奈は意味がわからないようだ。

「え?どういうこと?」

キョトンとしている。


そんな里奈に史が耳打ち。

里奈は、真っ赤になって

「え?そんなの悪いって」

「高すぎるし」

腰が引けているけれど

「僕の気持ちなんだ」

後には引かない。


里奈

「え・・・・」

とますます、顔を赤くする。

それでも、断りきれないと判断したようだ。

一つのシックな財布を手に取った。


店員

「ほー・・・いいセンスです」

「お嬢様にピッタリです」


里奈は「お嬢様」などと言われて、ますます真っ赤になった。


そして史の手から、財布を受け取った。


里奈は本当にうれしそうだ。

「史君・・・ありがとう」


史もニッコリする。

「ずっと使えるから」

「だから」


里奈は、まだ、足が震えている。

そんな里奈の手を史は、しっかりと握る。


「里奈ちゃんには、感謝してもしきれないんだ」

そう言いながら、二人でバッグ店を出た。


そして史

「じゃあ、中華街を通って、ホテルに戻ろう」

里奈

「はい、全ておまかせです」

里奈は、思いっきり史に身体を寄せている。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ