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カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
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史と里奈の横浜デート(7)

ようやくホテルから出た史と里奈は、元町方面に向けて歩き出した。

「このまま、人通りが多い中華街を歩くとメチャクチャに疲れる」

里奈

「そうだね、食後だから公園でもいい」

ということになり、先に「港の見える丘公園」まで歩いた。


少しのんびりしてから

「うん、今日はよく晴れていて気持ちがいい」

里奈

「ここは、子供の頃から来たかった」

「超有名なデートスポットだから」

と、また顔を赤らめる。


「じゃあ、手をつなごう」

「しっかりとね」

史が急にそんなことを言うものだから

里奈は

「何をいまさら?」

と思ったけれど、ギュッと握る。


「この公園を出て、まっすぐに歩くと、ハロウィンとかにピッタリの場所が見えてくるよ」

と言いながら、里奈を引き連れて歩く。


里奈は

「え?そんなお洒落な場所があるの?」

で、ついついニコニコする。


そして道路を渡ると、少し離れた場所に、確かに洋館がたくさん見えてくる。

里奈

「あそこ?」

と聞くけれど、史は答えない。


史は少し歩いて

「ここ!」

と里奈の注意をひくと

里奈

「わっ!」

「もーーー!史君!」

やはり、史の手をギュッと握ることになった。


「うん、外人墓地さ」

「ハロウィンにはピッタリ」

ニコニコ笑っている。


里奈

「やられた・・・」

と思うけれど、そんなことを言い出した史が面白くて仕方がない。


「ブリキのおもちゃの店に行こうよ」

「なじみの犬もいるからさ」

史は、次に行きたい店も決まっているようだ。


里奈

「ブリキのおもちゃの店でしょ?」

「何で大きな犬なの?」

「それにおなじみ?」

首をかしげながら、史と歩いて行く。

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