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カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
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史と女子体操部

史は、新聞部の取材で女子体操部を見学することになった。

いつもの通り、キチンと椅子に座り、メモもきれいな字で、几帳面に書いている。


「ねえ・・・史君に見られていると、緊張するんだけど」

「だんだん、この姿恥ずかしくなってきた」

「そうだよね、どうしよう」

「身体の線がはっきりだよ、脚は・・・当たり前か・・・」

とにかく、恥ずかしくなってしまったらしい。

少しずつ、休んでしまう部員も多くなってきた。


史は、そんな部員たちの反応がわかったのかどうか不明だけど、見学を終わりにするらしい。

椅子から立ち上がってしまった。

そして休んでいる部員たちのところに歩いてきて、

「あの、ありがとうございました」

「後はキャプテンにお話を聞くということになるのですが」

頭を下げた。


キャプテンの麻由美がそのお願いに呼応した。

「はい、史君、じゃあ、部室でしましょう」

少し顔を赤らめている。


「それでは、お願いします」

史は、キャプテンの麻由美に頭を下げ、一緒に歩き出そうとする。


・・・が・・・そう簡単には話が進まない。


「ここじゃダメなんですか?」

「キャプテンばかりずるい」

「私も史君とお話したい」

「滅多にないチャンスなんですよ」

「カフェ・ルミエールに行っても、先乗りの女の子が多いし」

「しかも、あそこで音楽するとか、音楽部にも時々って話じゃないですか!」

「音楽部ってアヤシイ女が多いんだから!」

「私たちのような健康美にあふれる女がいいの!史君には!」

さっきまで恥ずかしがっていた反応とは違う。

よくわからない反応も出て来てしまった。


史は、結局、全ての質問事項を、全ての女子体操部員に順番で一人ずつ聞くことになった。

帰り際には、キチンと「ありがとうございました」とお礼をした。

しかし、女子体操部員の目が無くなった廊下では、ガックリと疲労困憊の史である。


「これから、カフェ・ルミエールで練習して」

「家に帰って取材まとめて」

「勉強もするの?」


史の足は、少しずつ足もふらついてきている。



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