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カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
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秋の演奏会に向けて(5)

史は、「ちょっと」と言って三越の地下でいろいろ買っているけれど、由紀はあまり興味がない様子。

それから、史と由紀は、銀座からカフェ・ルミエールに戻った。

おみやげは、洋子たちの昼間の喫茶部には、ダロワイヨのマカロン。

マスターには、虎屋の和三盆と羊羹にした。



洋子は、本当に喜んだ。

「うん、パリの修行時代を思い出すなあ、先に話ししてくれれば連絡しておいたのに」

奈津美は

「うん、最高ですね、やはり格が違う」

結衣は

「今度、一緒にね、史君」

彩は

「だめ、私と」

となり、史以外の全員の女性陣は少しもめている。


五時半にマスターが店に入ってきたので、羊羹を渡しながら「和三盆は涼子さんに」と、由紀が渡す。


マスターは

「ああ、涼子も喜ぶなあ、これ大好きなんだ」

と言うけれど

「虎屋に行くんだったら、大旦那にも声を掛けておくと違うよ」

と言う。

さすがに、京都のつながりがあるのだろうか。


史は

「第九の前はバッハのコンチェルトにします」とマスターに告げた。

マスター

「そうか、バッハか・・・これは考えなかった、楽しみだ」

喜んでいる様子。

その後は、銀座の雑談をしながら珈琲を飲んで、史と由紀は帰宅した。


帰宅すると、母の美智子

「ふーん・・・銀座ねえ・・・お土産は?」


由紀

「あ・・・」

どうやら忘れていた様子。


それでも史が

「あの、生チョコ買ってきた」

上手に、母美智子に渡している。


母美智子

「由紀は、そういうところがねえ・・・」

またしても呆れられている。


それでも、演奏会の曲もほぼ決まり、史と由紀の今日は仲良しになっている。

いつまで、続くかは、全く不明であるけれど。



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