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カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
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史が京都に?(3)

さて、史がコロンビア珈琲を淹れて持ってきた。

史は

「ああ、加奈子ちゃん、カウンターの前じゃなくて、あっちのテーブル席で」

洋子からサヴァランケーキを二つ受取り、コロンビア珈琲と一緒に加奈子を誘導してしまう。


それを見た由紀

「え?何?姉の私をナイガシロにするって、どういうこと?」

「私には聞かせられないヤマシイことがあるっていうの?」

完全に取り残され、ムクレているけれど、自分がテーブル席に一緒に座るのは出遅れ、ためらっている。


洋子もちょっと心配顔。

「うーーー仲良さそうに話しているし・・・何話しているんだろう」

奈津美は、胸を抑えている。

「あの史君と加奈子ちゃんの笑顔は何?心配だよ、いなくなるのかな、これはきっと拉致される」

結衣は、我慢できなくなった。

「私、お水持っていきながら、聞き耳立てる」

それで戻ってきて

「ねえ・・・六条院とか二条院とか言っている」

それを聞いた彩はあせっている。

「うーー・・・源氏談義だ・・・ますます京都だ」


由紀は、我慢ができなくなった。

「洋子さん、私にもサヴァラン、珈琲は自分で淹れます」で、もう強引に加奈子の隣に座ってしまう。


洋子は、少しホッとした。

「さすが、姉の特権だ、でもこれで情報は入る」

奈津美は三人の表情の変化に気付く。

「でも、史君の顔と由紀ちゃんと加奈子ちゃんの顔が笑顔じゃないね」

結衣は少し考えるけれど、よくわからない。

「由紀ちゃんが文句でも言ったのかな、変だなあ」

彩が再度聞き込みをしようと、水を持っていこうとした時に、「異変」が発生した。


加奈子

「史君!こら!」

由紀

「このアホ!」


史は加奈子と由紀の両方から、頭をポカリされて、ムクレている。


一体、史は何を話したのだろうか。

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