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カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
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史が京都に?(2)

しばらくして、史がカフェ・ルミエールに入ってきた。

そして、加奈子を見るなり

「わーー!加奈子ちゃん?」

「懐かしい!会いたかった!」

今までの史からは、全く考えられないほどの、花が咲くような笑顔を見せる。


加奈子も、大喜び。

「史くーん!可愛いねえ!」

「私も会いたかった!」

「わーーー!すっごいハンサム!」

「ドキドキしちゃうって!」

もうスンナリと手を握っている。



それを見る女性たちは

まず由紀は、ムッとして、ほぼ怒っている。

「う・・・あのアホ!私には絶対あんな可愛い笑顔見せないくせに」

「小さい頃から、加奈子ちゃんばかりに、なつくから・・・それが気に入らないの!」


洋子は、ほぼ「見とれ状態」

「いやー・・・二人とも、お人形さんみたい・・・超カワイイ」

奈津美は焦っている。

「うーーー・・・二人で喜んでいないで、さっさと京都行きの結論出してよ!」

結衣は腕を組み唸っている。

「従妹じゃなかったら、邪魔するんだけどなあ・・・」

彩は、ちょっと顔が沈んだ。

「それにしても、私とデートの時の笑顔とは・・・これも格差か・・・」


さて、そんな様子に全く関心がない史は

「ああ、加奈子ちゃん、珈琲入れるね」

「それから洋子さん、加奈子ちゃんの好きなのは、僕と一緒、サヴァランだからお願いします」

と言って、サッとキッチンに入っていく。


由紀

「はあ・・・どうして、そこまで元気?」

「おっとり史が、急に何さ!」

「加奈子ちゃんんのほうが、私より好きなの?・・・それも昔から・・・」

従妹に嫉妬を始めている。


加奈子は、そんな由紀を「フフン」と流し目、

「そうだよね、史君と京都歩きたいなあ・・・」

わざわざ「刺激すること」を言っている。


ただ、史自身の「京都行きへの考え」については、史が珈琲を持ってきてからになりそうである。


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