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カフェ・ルミエール  作者: 舞夢
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彩とデート?(4)

お昼は、銀座というよりは日本でも有数の洋食の老舗「煉瓦亭」になった。

明治28年の創業、今では家庭料理ととなった「オムライス」や「カツレツ」は、この煉瓦亭を起点として広まり、今でも当時の味を残している。

店内はまさにレトロ風、銀座というよりは下町の風情が漂っている。


「僕はポークカツレツにします」

史は、本当にアッサリと注文を決めてしまう。

彩は

「わ・・・私も食べたかった、半分欲しいな」と思いつつ

「オムライスにするね」

になった。


史は

「とんかつの元祖のような感じで、余分な脂身も少ないです」

「ナイフで切ってウスターソースをかけて食べます」

「コショウもしっかり、厚すぎずやわらかくて」

と、本当に美味しそうに食べる。


彩は

「わ!このオムライス!トロトロ!卵が固まってなくてふんわりだね、甘酸っぱいケチャップが上手にからまって、口の中で半熟オムライスかあ・・・」

「これは聞いたことがあるけれど美味しい、これが元祖かあ・・・」

「料理人としては、勉強になる!」

と大感激。


史から、カツレツを小皿にわけてもらい、彩もオムライスを少し同じようにする。


「他にもカキフライとか、ハヤシライスとか、いろいろです」

「うん、さすが老舗、いいなあ」

「このお店は昔から?」

それでも、一応聞いて見る。


史は

「はい、子供の頃から家族とか・・・マスターとも来たかなあ」

「ふーん・・・なかなか、いい趣味だ」

と答えるけれど、とにかく美味しくて食べるのに夢中になってしまった。

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