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プロローグ

どうも、mrisuraです。

初めての投稿になります。

駄文ですが宜しくお願いします。

 

           人は何故争わなければならない?

 

 争うことが悪いとは言わない、しかしなぜ争う?

 相手よりも自分が優れていることを示すためか?

 それとも富や名声を手に入れるためか?

 

 大人は皆争いをよしとし、争わない者を「弱者」だと罵倒する世の中。

 争わせる為に剣術を教え、勝利する為に魔法を学ばせる、どんなに小さい子供であっても。

 勝者が敗者を嘲笑い、敗者は勝者を恨み、妬み、それで世界が回っている。

 

だがそんなことは間違っている

 

 戦わないことが「弱者」であること、勝者が敗者を嘲笑うこと、敗者が勝者を恨むこと、それらの心の歪みにより勝者と敗者の間には壁ができ、いつしかその壁が壊れ争いが起きる。

 争いは憎しみを生み、その憎しみは新たな争いを生む。

 争いは血を生み、その血が人々の悲しみを生む。

 

 だから俺は無駄な争いはしないと誓った

 

 だがそれは不可能ということにすぐに気づく…いや、気づいていたが「そうでありたい」と願っていただけなのかも知れない。

 争いが世界から消えることはないだろう、絶対に。

 誰しも皆、心のどこかで血を望んでいる、殺し殺され、奪い奪われ、憎み憎まれる、そんな生活を求めている。例え求める相手が誰であったとしても………


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「あ~~~~~~~~~~暇だ、暇すぎる」

 そんな声が部屋に響く。

 今日の天気は晴れ晴れとしていて少し暖かい、窓からは朝の光が差し込みどこか眠気を誘う、そんな暖かさが彼に退屈を生ませた。

「暇だし本でも読むか」

 本を探すために本棚へと向かう。

「なにか面白い本あったかな、暇つぶし程度の…………なんだこれ?」

 本を吟味していると本棚の一番上の端にあった古びた本が目に止まる。

「こんなものあったっけ、、、まぁ暇だし読んでみるか、、」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 初めから130ページ程は世界の歴史について語られ、それが終わってからのお話。


 昔々の話です、大陸に人間界や魔界というものが存在しない時代・・・・

 神は二種類の人間を作りました。

 片方は人間、彼らは特殊な能力を持たないが、物を作り世界を豊かにする力を持った者たち。

 片方は魔族、彼らは魔力の量が多く人間と助け合い世界を豊かにするのを加速させる力を持った者たち。

 二種類の人間は、互いに助け合い生きていた。人間が技術を教え、魔族は魔力によって物を作り世界がどんどん豊かになった。

 ある時一人の人間が言った、「私にも魔法を教えてほしい」と、魔族は、了承し人間たちに魔法を教え始めた、与えられる側が初めて与える側になったのだ。

・・・・・・しかし、、

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 そこで本が取り上げられ、すぐ隣にいた人物に初めて気付く。

「・・・・・ベル!?お前、いつ入ってきたんだよ」

「ついさっき、入ったところですが」

「人の部屋に入るときぐらいノックをしろ」

「しましたよ?千回ほどですが、」

「冗談はよせ、いくらなんでもそれぐらいされたら気付くよ」

 「では」、と彼女は続けた。

「あちらが千回ノックの結果です」

 そう言って体をずらし、指をさす、流れるように視線がドアのあった方へ向かう。

 しかし、そこにドアはなかった、ただその近くにたくさんの木片が飛び散っている・・

「あの~ベルさん?君がしたのはノックだよね?」

「はい、ノックしました」

「それじゃぁ、どうしてこんなにドアの木片が散らばってるの?」

「それは、ついカッとなって」

「お前は世間への不満を貯めた学生かよ」

 ツッコミを入れると彼女はクスッと笑って続けた

「冗談です」

「それじゃ、どうしてこんなこと」

「別に、人がせっかく作ってあげた昼食を食べに来ないアホがいてそいつを呼ぼうとして部屋の扉を数十回ノックしても反応がなかったから、量が足りないのかもって思って魔法を使って高速でノックしていたらいつのまにか扉にヒビが入って、だいたい千回くらいで扉が壊れて中に入ったらその張本人は、一人のどかに読書していて仕返しに本を取ってやろうと思いました。ほんと、あんたって馬鹿なの?それとも耳が聞こえないの?、みたいなことよ」

 よくもまぁこんなにスラスラと、、、

「まぁ、ごめん」

「まぁ?」

 ベルが睨みながら迫ってくる。

「ごめん、本があまりに面白すぎてつい、、」

「、、、まぁそう、それなら仕方ないかもね、さぁ行きましょ」

 そう言って彼女は歩き出した、どうやら怒りは収まった?ようだ。

「ったくあんたって昔からそうよね、何かに集中すると周りが見えなくなるっていうかさ」

「それはごめんって、つい癖でさ」

 彼女の名前は「ベル・ノルディ・クレア」同い年のためか小さい頃からよく遊んでいたりした仲、一緒に騎士団長に剣を教えてもらったり、剣術で試合などをしたりもしたいわゆる幼馴染みというやつである最近は元々家の家業である執事をしているため、こんな風に話すのは久しぶりだ。

 にしても、さっきの本の中に書いてあったことが本当ならば昔、人間と魔族は共に暮らしていたことになる、それも今のように争いなどなくだ、だとしたら、もし自分が少し魔力生成量が多い人間だと装えば・・・・・

「何考えてるの?なんか面白いこと?」

 そこまで考えたところでベルが、顔を覗かせてきた。

「なんで面白いと思ったんだ?」

「なんとなくかな、なんていうんだろうね幼馴染みの勘ってやつかな、、、んで何考えてたの」

 

   ・・・・・果たしてこれは、言うべきだろうか?


 言ったらこいつなんて言うのか・・・そこは、気になるが・・・

「なぁベル、思い立ったが吉日ってよく言うよな」

「まぁそうね」

 ベルには悪いが結果的に言わないことにした、下手に言って厄介ごとになるよりはその方がマシだろう、なるべく厄介ごとは、避けなければ。

 さて、どうするかなまずは人間界に行ってみるか。

「今日は、楽しい一日になりそうだな」

「なによ急に」

 そんなことを言いながら、二人は廊下を進み続けた。



  ・・・・これから少しは、楽しくなりそうだ


これから頑張りたいです


・一週間後にまた会いましょう

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