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おとなになってもなかみはこども
おかあさんが、きょうもえほんをよんでくれました。
だいめいは「おとなになってもなかみはこども」といいます。
かめがいました。
かめはこどものころ、えほんさっかになるのがゆめでした。
こどものころは、へたなえですが、えほんをかいていたそうです。
いつのころか、えほんをかかなくなって、どうわをかくようになったそうです。
ただ、かめはどうわさっかにもなれなくて、えいごのほんをにほんごにするしごとにつきました。
えほんも、どうわもかかかなくなって、しばらくたちました。
かめにはかわいいおとこのこがうまれたそうです。
いまはじぶんのこどものために、えほんをかくようになってるそうです。
まいにち、そのえほんをよんできかせてるそうです。
わたしって、おとなになってもなかみはこどものままね。
そんなえほんです。
かめはいいおかあさんだね。
おかさんにそういうと、とてもうれしそうにわらいます。
ぎゅっとぼくをだきしめてくれました。
「いいこね」とおかあさんはいいました。