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虫を人に

お気に入り登録が50を超えている…。

お気に入り有り難うございます!

これからもお願いします!




屋上には二人の男女がいる。

といっても俺とアリアなんだけどね。

影に三匹の虫がいることを除いては。


「いい加減に出てきたらどうですか」


アリアが問いかける。

三人の男子学生が出てきた。


「さて、あなたたちは私たちになんのようですか?」


「俺たちが用があるのはアリアちゃんじゃなくてそこのクズだけだよ」


一人が答える。


「そうそう、君の弟に用があるんだよ」


「なんなら、君がそこのクズの代わりに遊んでくれるならそいつのことは許してやるけどな」


残りの二人がいう。

こいつらコロソウカ。


「許してやるも何も私の弟が何をしたのですか」


「したよ、むかつくことをなぁ」


そう一人が言っているうちに残りの二人が包囲しつつ魔法を唱えている。


「なんでお前が俺たちの生徒会長とリリアちゃんに話しかけられてるんだよ!!」


おれたちの(・・・・・)?。


「…………」


「あの子達は俺たちのものなんだよ!」


「…………」


「あのふたr


ドゴォォォォォォン!!!!!!


その先の言葉が続くことは無かった。

こいつらは何を言ってるんだよ。俺たちのもの?違うだろどんな奴でも奴隷でもそいつはそいつのもんだろ。

誰のものかと強いて言うならばそいつが認めた奴のものだ。


今俺の前では三人の虫が床にめりこんでいる。

圧力魔法G・P(グラビポインター)

こいつは座標指定してその座標にかける圧力を自由に操る魔法だ。

今はこの三人に上から思いっきり圧力をかけてる状態だ。


「おい、餓鬼共が調子に乗ってんじゃねぇぞ。何が俺たちのものだ。人は誰のものでもねぇんだよ」


少しだけ教育してやろうじゃねぇか。


「少し、付き合ってもらおうか」


アリアは何も言わない。


「人とは何かということを、この爺が教えてやろう」


これでも人生経験は豊富なんだ。しっかり更生させて他にもこんなこと言っているやつらを止めてもらおう。

倒れている三人はまるで化け物を視ているような目で見上げてくる。


「アリア、防音と認識阻害の魔法をレベル3で屋上に掛けろ」


「承知しました」


こうして三匹の虫を三人の人にする教育が始まった。





主人公の本性はどっちかって言うとこっちです。


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