第二話「join a club」
ノリに乗ってましたけど、ただの改正版ですので一度読んだ方は読まなくても大丈夫ですよ!
では、本編をお楽しみ下さい!
二人の入部手続きを終わらせそろそろやりたいパートでも聞こうかなと若干緊張しながら、先輩であるがために自分の責務を貫き通そうと頑張ってる相澤です。
「とりあえず二人のこと知らないから、自己紹介とやりたいパートを教えて欲しいな(慣れない仕事ほど苦しいのはないよ…。みんなに会ってから少しは大丈夫になったけど…)」
「はい。ぼ、僕は仲山 秋火って言います!お、女の子に見えるし、女の子みたいな名前ですけど男です!ちなみに僕はシンセサイザがやりたいです!」
本当に本人の言う通り、線が細く華奢な体つきに少し幼さが残る綺麗な小顔。髪の長さは男子にしては少し長めなショートとセミロングの間くらいな長さ。声も女の子みたいに結構高い。例えるなら、VIP◯長かな?
「つまり仲山君は男の娘なんだね!」
「いや!多分先輩が言ってるのは多分意味が違います!男の娘じゃありません!男の子です!!」
「はい次!そこの女の子!どうぞ!!」
突然北村君の声がしたので振り返ると勢いよく部室から駆け出していった三人だった。
「えー!!スルーですか先輩!?僕の力説はスルーなんですか!?」
「へっ…!男には興味ねぇぜ!!」
なんですと!?
北村君……今なんて…?
「き、北村君!!かわいいは正義だよ!だってショタだよ!見てもなんとも思わないの!?」
「思ったら思ったで色々危険だろ!?」
なんて事だ!由々しき事態です!!
「それに俺は今、その娘の方が気になるぜ!色々と知りたいぜ!」
「え…」
「色々と…」
「知りたい…?」
私・沙奈・杉坂『え~…』(ドン引き)
「別にいやらしい意味じゃねぇよ!?」
これ以上は北村君がかわいそうだから止めてあげよう。
ん~♪私って優しい~♪
「いいか北村」
杉坂君が北村君に話し掛けるなんて珍しいこともあるんだなぁ。いつもはツッコミから入ってるから、厳密に言うと北村君から話し掛けることになるからね。
「この日本には約1億2千万の人間がいる」
「ほうほう」
「その中でも約75%は25歳以上だ」
「ほ~う」
「しかもだ!男の割合なんて49%」
「で?」
「まだ解らないのか!?ショタって生き物は日本の11.8%のほんの一握り…いや、ほんの一つまみの人数しか居ない天然記念物なんだぞ!!それでもお前は男か!?精神疑うぞ!?今すぐ病院行けよ!!」
「しるか!お前の方がどうした!?精神疑わしいのはお前だと言うことに気づけ!このゲイ!!」
こんなカオスな状況に怯える二人。
「大丈夫だよ。いつもの事だから」
その二人を必死に宥める沙奈ちゃん。
なんとも自己紹介しづらい環境なんだろう…。
「えと、とりあえず四人だけで自己紹介しようか」
BGMが後ろ二人のコントと言うなんともやりづらい環境なんだろう…。
「じゃあお願い」
「は、はい!」
沙奈ちゃんにあおられ自己紹介を始めた。
「わたしの名前は神稲 恋です!何の取り柄も無いですけどよろしくお願いします!や、やりたいパートはギターです!」
この美しい後輩ちゃんの名前の名字は特別な読み方だね!
さてと、自己紹介も終わって三人も帰ってきた事だしあの事を聞かなければ……部長として!…………あれ?みんな初耳!?
次回へつづく!!
キャラクター設定③
名前
・北村 悠希
身長
・182cm
体重
74Kg
血液型
B
誕生日
9月28日