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異世界

この世界に平等、公平という言葉は、存在しない

ただ唯一平等なのは、死だけだ。

僕は、生きてきて痛感したことがある。誰も助けちゃくれないないし、救ってもくれない。自分を救えのは、自分だけだということを。


また、この地獄の日常が始まった。

「おい豚早く残さずエサ食えよちゃんと用意してやったんだから」


なぜこのような状況に陥っているのかというとクラスのやつが虐められていてそこに仲裁に入ったら目をつけられてしまった。もちろんクラスのやつらは見て見ぬ振りをされている、教師までもだ。


「中村君優しい豚如きに美味しいエサ用意してやるなんて」


「だってこっちがエサあげないと虐待してるみたいになるじゃんかよ。」


「ていうか名前は、久住で見た目は豚、お前クズなのか豚なのかはっきりしろよ。いや両方か笑」


なんで僕がこんな目に遭わなければいけないのか。

ただあの時、虐められているやつを庇っただけなの

に。


こんな日常早く終わってほしい、死ねば早く終わるのに死ぬ勇気もない。もし願い一つ叶うのなら漫画でみるような違う世界、異世界で生きてみたいと強く願う


「生きててごめんない」


その帰り道の出来事だった信号を渡っていると

スピードを落とさないでトラックが向かってくることに僕は気づかなかった。


トラックはそのまま僕を吹き飛ばした。


体中が痛くて熱くて、意識が朦朧とするのが分かる。

まぁでも僕の死を悲しんでくれる人は、誰もいない父は幼い頃に他界し、母も僕を育てるために働いて体を壊し他界してしまった。


「僕の人生はこれで終わるのか。何も成し遂げなれないまま自分の存在意義も分からず死ぬのか。」


死ぬと分かった瞬間心の奥底に溜まっていた怒りや憎しみ殺意が湧いてきた。


「なんで僕がこんな目に遭わらなければないないのか

憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い俺を虐めてきたやつらも、それを見て見ぬふりをしたやつらも、

誰も僕に手を差し伸べてくれなかったやつらもこの世の全てが憎い」


もし次人生をやり直せるのなら誰にも僕の自由や尊厳を奪われず生きてやる。

そしてクズどもを殲滅してやる。


目を覚ますと目の前に神々しい人?がいる


「久住昌也様ですね。」


僕は何がなんだか分からないが自分が死んだということは分かった。


「あなたは何者なんだ。」


「私は貴方たちで言うところの神になります。

久住様生前災難な日々を送ってらっしゃいましたね。

そこであなたには、第二の人生をプレゼントさせていただきます。」


僕は、神に尋ねる

「なんで僕にそこまでしてくれるんだ。」


「人の人生で不幸、幸福、災難、幸運などは、生まれた時に決まっていてそれが平等になっているのですが

久住様の場合こちらの不手際で幸運、幸福がまったくなく不幸、災難がめっちゃ多いという形になってしまったんです。いや申し訳ない」


僕は思った、なにがチャンスを差し上げるだ。


僕の人生がクソだったのはお前らのせいじゃないか。ふざけるな。俺は怒りでどうにかなってしまいそうだった。


「それで人生をやり直せるってどういうことだ。」


「まず久住様がいらっしゃった世界でやり直せす

もしくは違う世界でやり直す、そちらで言うところの異世界でこざいます。」


あんなクソみたいな世界でやり直すなんてまっぴらごめんだ。


「異世界で頼む」


「かしこまりた。異世界の場合ですと異世界転生、

異世界転移、異世界召喚がこざいます。

異世界転生の場合ですと、誰かの体に意識だけ飛ばす形になり特典はありません。異世界転移ですと

久住昌也様のお姿で飛ばす形になり、特典は少ししか付けられませんが、限界は久住様次第になります。それから異世界召喚は勇者として降臨することになり、特典はそれなりに付きますどうされますか?」


他人の人生を送るのはまっぴら出し勇者として、誰かのために生きるのはもっとごめんだ。


異世界では誰にも僕の人生を踏み躙られず自由に生きてのうのうと生きているクズを殺してやる。


「異世界転移で頼む」


「言い忘れてましたが、久住様のお姿で飛ばすと言いましたがこの世界とあちらの世界では時空が違いますので年齢に多少誤差が生じる場合がごさいます。

それでは第二の人生存分に楽しんで下さいませ」


目が覚めると周りに、木や森が生い茂っているのが

確認でき、俺はとりあえず転移は無事終わったんだと

思った。


あとあいつが年齢に誤差が生じるとか言っていたのを思い出し、近くにあった湖で自分の姿を確認することにした。


「あの野郎何が年齢に多少誤差があるだ。ガキになってんじゃねぇか」


いや今問題なのは年齢じゃなくて、ここはどこでこれからどうやって生きていくかだ。


「俺はこの世界では、誰からにも全て奪われない人生を送っるためにも、強くならなければならない、現世と同じようになるだけだ。」


少し周辺を散策することに決めた。歩いていると小さい村が見えてきた。


村人と目が合うと、村人が血相を変えて俺に駆け寄って来た。


「あんた親はどうしたんだい。こんな幼い子供を森に捨てるなんて酷いことをするもんだねとりあえず家に来な」


俺は情報を得るためにこの人についていくことに決めた。


「私の名前は、ローズあなたのお名前は?いくつなのかな?」


過去の名前は捨てる。新しい名前でこの世界を生きてやる。


「俺の名前は、グリム五歳」


「グリムさえよければここをあんたの家だと思っていいからね」


誰かが、ローズの家を訪ねて来た。


「ローズいるか?」


「はいよ今行く こんな夜遅くにどうしたんだいい?」


「森に魔物が出たらしい。だからみんなのところに伺って森には近よるなって報告してるんだ」


「そうかい、わざわざありがとうね」


「いやこれが、俺の仕事だから気にしないでくれ。」


その男と目が合った


「その子供は?」


「森から1人で、出て来てほっとけなかったから、

連れて来たんだ」


「そうか坊主なんかあったら俺のことも頼っていいからな」


俺は黙って頷き、それを見てから男は去って行った。


俺は、一刻も早く強くならなければならなかったのでローズに色々なことを尋ねた。


まず、ここの村は、王都バシウス王国からおよそ

500kmぐらい離れた辺境のところらしい。


また、いくつか森があるのだが魔物が生息していて、

その処理に手を焼いているらしい。


水上都市オケノス都市や他にも様々な国々があるらしい。


この世界には、魔王と勇者がいるんだとか。


魔王は倒しても数年後には、復活するらしくそのたびに勇者を召喚しているのだと。


そして今度召喚されるのが10代目の勇者になる。


この話で気がかりだったのは、ローズが勇者の話する時は、少し表情が強張っている感じがした。


俺の気のせいだろうか?


戦い方としては、精霊術、妖精術、氣、魔術、自然術があるらしい。


精霊術は、精霊と誓約するもしくは、精霊と契約するなど人によって異なるらしく妖精術も動揺だった。


氣は、誰にでも使えるものではなく、武を極め独自の呼吸を見つけることによって人智を超えた力を引き出すことが出来る。


なお氣の上に仙氣があるらしい。


魔術は、魔力を用いて様々な魔術を出したり身体を

強化したりにも使える。


魔術使えば使うほど練度が研ぎ澄まされるのだと。


また、この世界には大気中に微小な魔力が存在しており、稀にそれを扱える者もいたりする。


自然術はよく分からないのだと。歴代の勇者でも使えたものは、あまりいないのだとか。


そして、稀に魔力の具現化というものを使えたものもいたらしい。


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