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21# 人身販売組織壊滅

地下の部屋からスティーヴンに連れ出され、彼の案内で人攫い達のアジトを入り口に向かって進む。


よく見れば兵士らしき人達が大勢居るようだ。


剣を交えている者達もいるが、血を流して倒れている者や、捕縛されている者もいる。


「殿下、これは…?」

「今日は、人身売買のオークションの日で、今日この日にオークション会場と、このアジトを同時制圧する日だったらしいんだ」

「…随分とタイミングがよろしいのですね…わたくしが拐われたのは、単なる偶然ですの?」


スティーヴンは黙って入り口を目指す。

だが、沈黙に負けて重い口を開いた。


「制圧するのが今日で…それは君が拐われてなくてもだ。オークション会場は予定通りそうなるらしい…貴族達は捕らえて罪を暴かなくてはならない」


「…?何か予定が変わりましたの?」


「このアジトも、そうする筈だったのだが……レオンハルト殿が殲滅の指示を出した…」


「皆殺し…って事ですの?…チッ…ナニしてやがるんだ、神の御子…」

思わず本音が漏れる。


「ほ、本当はな!オークション会場も爆発させて跡形もなく消し去ると言ったんだが、妥協してくれて!」

「そんなのは、フォローになってませんよ!原因がわたくしで殺戮が始まりましたとか、冗談じゃありませんから!」


神の御子…?悪魔の間違いでは?




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