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悪食令嬢と狂血公爵〜その魔物、私が美味しくいただきます!〜【web版】  作者: 星彼方


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今さら感あふれる登場人物紹介(主要キャラ編)

◇メルフィエラ・マーシャルレイド◇


 マーシャルレイド伯爵の長子

 愛称 メルフィ

 身長155〜160フィム(cm)くらいの華奢な人族

 鮮やかな赤色の髪は腰までの長さがあり、ふわふわしている

 瞳は明るい緑色で、ぱっちりと大きい


 亡き母の研究を受け継ぎ、魔物を安全に美味しくいただく方法を模索中。人呼んで『悪食令嬢』

 義母から婚約者を見つけてくるように言われて参加した秋の遊宴会にて、狂化した魔獣バックホーンに襲われたところを『狂血公爵』アリスティードに救われる。

 なんやかんやでアリスティードから求婚され、現在ガルブレイス領にて未来の公爵夫人としての勉強……もとい、エルゼニエ大森林の魔物を美味しくいただくための研究に邁進している。

 自身に課した責務のため、ともすれば死ぬことも辞さないアリスティードを繋ぎ止めるべく、『一緒に生きる』ことを約束させた類い稀な人。

 アリスティードの『首落とし』に惚れてしまったのだが、魔眼をギラギラさせて返り血を浴びた臨戦態勢のアリスティードが一番格好いいとか思っている。でも怪我をしてほしくないのでその矛盾に葛藤中。

 最近魔物食の相談ができる同志が増えて嬉しい日々。

 やることが豪快で妙に肝が据わっている正ヒーロー。

 酒豪。




◆アリスティード・ロジェ・ド・ガルブレイス◆


 ガルブレイス公爵

 愛称 閣下・アリスティード・公爵様・ロジェ様

 身長190フィム超えの体格のよい人族

 濃い灰色髪を無造作に首の後ろでまとめている

 普段は琥珀色の瞳は魔眼で、魔法を使用する時に金色になる


 陛下の警護役として秋の遊宴会に参加していたところ、狂化したバックホーンに襲われたメルフィエラを助けたことから恋の女神が微笑む事態に。

 自分を『狂血公爵』と知りながらも臆することなく話しかけてくるメルフィエラに一目惚れ。楽しそうに魔物について語り、あまつさえ笑顔まで向けてくれたメルフィエラに即陥落し、色々と打算はあるも九割方恋情で求婚してしまった。悔いはない。

 メルフィエラのふわふわの髪がお気に入り。元々小さくふわふわしたかわいいものが好きなので、メルフィエラ、リリアン、レーニャの三人が揃っているとつい微笑ましく見てしまう。

 恋愛方面では千点中三点のヘタレと評されるも、自分なりに頑張っているつもり。嫉妬深く触れたがりでその愛は重い。最近メルフィエラの安全を確保するために徹夜して様々な結界石や護符を手作りした。それに込められた愛はかなり以下省略。

 反応がいちいち乙女で、実質アリスティードが正ヒロイン。




◆ケイオス・ラフォルグ◆


 ガルブレイス公爵家の家令及び補佐官

 愛称 ケイオス・補佐

 身長180フィムくらいの若干細身の風人族

 黒くさらさらの髪で、黒い瞳は鋭利な切れ長


 アリスティードが幼少の頃からの付き合いで、昔はよく取っ組み合いの喧嘩をしていた。

『ヴァン』の称号を持つ超一流の弓士であり、風をよむ達人。故に右目に特殊な魔法を刻んでいる。

 アリスティードの補佐官として、内政から魔物討伐までそつなくこなす賢人であるが、食い意地が張っている。蟹が大好物。大好物すぎて豹変する。

 当初はメルフィエラのことを、どこぞの悪徳貴族の令嬢が送り込まれてきたと思っていた。誤解と判明したところで素直に謝罪できるいい子。

 遅くにやってきた主君の春を全力で応援するも、あまりのヘタレぶりに悩み中。とはいえ自身もそっち方面に疎い。したがって、そっち系の相談相手は専らさる高貴な御方だという話である。




◆ミュラン・セロー◆


 ガルブレイスの騎竜隊長の一人・パン屋の息子

 愛称 ミュラン

 身長180〜185フィムの人族

 ぽわぽわした金色の短髪に、茶色の垂れ気味な目


 ガルブレイスが誇るグレッシェルドラゴンに騎乗する騎士。ドラゴンを駆らせると一番速い。

 童顔で優しい顔立ちをしているが故に舐められることもしばしばあるとか。でも伊達に騎竜隊長をやっていないので、舐めてかかると痛い目に遭う。

 ケイオスとはまた類が異なる食いしん坊。なんでも試してみたくなる派。常々魔物を美味しく食べたいと思っていたところに、魔物食を提供してくれるメルフィエラがやってきて人生うはうは。とある少女騎士からいっぱい食べる姿がかわいいと思われている。

 アリスティードやケイオスとは旧知の仲。ミッドレーグ悪ガキ同盟。ついでに『首落とし』大好き同盟。




◆アンブリー・シャール◆


 騎竜部隊アンブリー班の班長

 身長 175〜180フィムくらいのがっしりとした人族

 焦げ茶色の短髪に特徴的な顎髭、焦げ茶色の優しい目


 騎竜部隊の班長で、隊長であるミュランの下についている。

 強固な防御系の魔法を使いこなすことから、戦闘では殿(しんがり)を務めることが多い。戦闘中は優しい目が無慈悲になる。

 太い指を持ちながら実に器用であり、皮を剥いだり加工したりするのが得意。ついでに歌も上手い。美声。

 ミッドレーグ悪ガキ同盟の一番年上で、かなり年下の妹がいるため面倒見がよい。みんなのお兄さん。

 貴族の令嬢でありながら汚れ仕事を率先してこなすメルフィエラに驚くも、好ましく思っている。




◆ゼフ・センジン◆


 騎竜部隊アンブリー班の副班長

 身長170〜175フィムのひょろっとした細身の人族

 さらさらの黒髪を後ろで括っており、黒い瞳のつり目気味


 ちょっぴり世の中を斜めに見ている騎士。

 十七年前の厄災で孤児になり荒れた生活を送るも、アリスティードたちと出会って立ち直る。ミッドレーグ悪ガキ同盟。

 とにかく野菜嫌い、食わず嫌いであったところ『強制あーん事件』を機に目覚めた。魔物食に。

 以後、メルフィエラの研究にかなり協力的になり、最近は食べられそうな魔物を獲ってくるまでになった。これにはメルフィエラもかなり喜んでいる。




◇ブランシュ・ルセーブル◇


 ブランシュ隊の隊長

 金髪、碧眼の眉目秀麗な長身の女性騎士


 ブランシュ隊と呼ばれる女性騎士の部隊をまとめる豪傑。メルフィエラの護衛。

 涼しげな顔立ちはまさに王子様のようと評される。

 既婚者で2人の子持ち。夫は鍛治工房の筋骨隆々の鍛治頭ガレオ。

 惚れたのはブランシュが先。「俺に勝てたら結婚でもなんでもしてやる」というガレオの挑発にのったブランシュが、見事ガレオを打ち負かしたのは有名な話。その時の大剣がルセーブル鍛治工房の扉に今も深々と刺さっている。

 メルフィエラの研究とその真摯な姿勢に魅せられ、自らの剣を捧げる覚悟が固まりつつある。




◇リリアン・サンティエール◇


 サンティエール準男爵家の令嬢

 ブランシュ隊の最年少騎士

 艶々の柔らかそうな金髪、青灰色の瞳


 天真爛漫元気いっぱいの少女騎士。メルフィエラの護衛。

 小さくて可愛い。子供扱いされると怒る。それもまた可愛い。

 メルフィエラのことを「姫様」と呼び、持ち前の好奇心からメルフィエラの研究にかなり興味を示している。スクリムウーウッドの美味しさが忘れられず、いつかまた食べたいと思っている。

 某騎竜隊長に憧れており、いつか一緒に空を駆けるのが夢。その憧れが恋だと最近気づいてしまった。気づいたのはメルフィエラとアリスティードのおかげ。




◇ナタリー・シャール◇


 ブランシュ隊副隊長

 茶色の肩までの髪に黒色の瞳


 騎竜部隊のアンブリーの歳の離れた妹。迫力美人。メルフィエラの護衛。

 シャール家の血筋なだけあり手先は器用。しかし性格は大胆なので、細かいことをするよりも大剣を振り回す方が性に合っている。

 きちんとお付き合いしている人がいるが、兄には紹介していない。したら多分決闘になる。多分。

 百足蟹討伐遠征は剣盾弓で負けたので参加できなかった。すごく悔しい。




◇レーニャ◇


 ミッドレーグ城の料理人で現厨房長の娘

 二つに分けた茶色の三つ編み、赤茶色の瞳


 小厨房長と呼ばれる探究心が強い料理人。

 メルフィエラよりも小さく、メルフィエラ・リリアンと並ぶと小さくてかわいい三人組になる。

 野菜嫌いの騎士たちになんとかして野菜を食べさせたい。メルフィエラの魔物食にいち早く飛びつき、可能性を見出した天才。心置きなく(魔物)肉を提供できるようになってきたため、次は植物の魔物を食べたいと思っている。




◆ガレオ・ルセーブル◆


 ルセーブル鍛治工房の鍛治頭

 髪についてはご想像にお任せしたいお年頃


 筋骨隆々の鍛治師で、服を着たら胸元のボタンが止まらないくらいにピッチピチになる肉体を誇る。

 ミッドレーグ(いち)の酒豪と豪語していたが、メルフィエラとキルスティルネイクの酒を飲み比べた時、一切顔色も態度も変わらないメルフィエラに負けを認めた。

 ブランシュの夫で、彼女のことをブランちゃんと呼ぶ。超がつくほど愛妻家。

 メルフィエラがルセーブル鍛治工房の作品に惚れ込んでいると聞いて、内心ものすごく嬉しい。




◆オディロン・◯×◁◇☆※(森人特有の言語で発音不可)◆


 ミッドレーグ城の魔法師長

 黄緑がかったうねうねした金髪に、茶色の細い垂れ目の森人


 変人と称される魔法師。変人だが天才。

 紺色の長いローブをぞろぞろと引きずっている。

 普段はものぐさでやる気なさげだが、興味があることになると目をカッと開く。メルフィエラの魔法陣を見て十五年ぶりに目を見開いたらしい。




◆ジスラン・デュ=トル・マーシャルレイド◆


 マーシャルレイド伯爵

 メルフィエラの実父

 白髪まじりの濃い金色を七三分けにし、口髭をたくわえている。青灰色の目は優しそうに見えて抜け目ない


 マーシャルレイド家は北の国境を護る三伯爵家の筆頭であり、奇襲司令官を務める。メルフィエラは知らないが、代々武闘派である。

 十七年前、時の国王陛下からある密命を受けた。王命は絶対であるが故に、メルフィエラのことを護りきれない葛藤に苛まれていたが…?




◇シーリア・マーシャルレイド◇


 マーシャルレイド伯爵夫人(後妻)

 メルフィエラの義母

 豪華な金髪を王都で流行りの凝った髪型にしている。

 きつめの迫力美人系で、深い色の青い目が自慢。


 王国から命じられてマーシャルレイド伯爵家に来た優秀な魔法師。メルフィエラの実母エリーズとは過去に何かあった。




◆ルイ・ユーベル・マーシャルレイド◆


 次期マーシャルレイド伯爵

 メルフィエラの異母弟。

 柔らかくふわふわの金髪に、灰色のまん丸の目をした三歳の男の子。


 時々、お庭で遊んでくれていたメルフィエラのことを「メー」と呼んでいる。




◆東エルゼニエ砦長『デュカス・フルニエ』◆


 黒髪の真面目が騎士服を着て歩いていると揶揄される古参の騎士。体格が良く、鉄壁の守りを誇る重装騎士でもある。

 先代ガルブレイス公爵と旧知の仲で、アリスティードのお目付役を務めていた。

 長く辛酸を嘗めることとなってきたガルブレイス公爵家を、なんとかして世間に認めさせたいと思っている。それ故に、メルフィエラのことを利用価値があるかないかで見てしまい、ネチネチと嫌ごとを言ってしまった。

 魔物食は美味しくいただいたものの、素直になれないでいる。




◆アザーロ砦長『ヤニッシュ』◆


 細かく編み込んだ金髪、青い右目は魔眼。

 左目は子供の頃に魔獣ドレアムヴァンテールに喰われた。

 魔物を討伐することこそが生き甲斐で、その力だけで砦長までのし上がった実力者。

 魔物が絡むと色々と物騒な発言を連発し、性格がアレになる。魔物が絡んでいない時はけっこう常識人。

 メルフィエラの魔物食を目の当たりにし、ドレアムヴァンテールを喰うことで過去の無力だった自分と決着をつけることを目標に定めた。




◆ガルバース砦長『パトリス』◆


 枯れ草色の長い髪を緩く編んだ、柔和な顔をした森人。

 顔立ちと雰囲気から女性に間違われがち。

 薬草や毒を巧みに使いこなす薬師でもあり、同じ森人であるオディロンを一方的に好敵手と考えている。




◆ユグロッシュ砦長『ギリル』◆


 短く刈った薄茶色の髪の『休日のお父さん』。雰囲気から子供に懐かれやすいが、兄弟姉妹もなく自身は独身である。おじさんと呼ばれるとちょっと凹む。

 騎士であるが、ユグロッシュ塩湖で漁師の仕事までやっている。

 魔物食に関しては、美味しく安全に食べられるならそれでいい派。百足蟹が特産品になりそうな予感に期待を膨らませている。






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 アニメ視聴勢ですが失礼します。いまマーシャルの後妻様と嫁ぐ直前の挨拶を見て、この後妻様の情報が欲しくて見に来ました。  後妻様の言い方があまりにもキツいから、後で痛い目を見る典型キャラかぁ? なんて…
[気になる点] 女性向け作品は男性キャラが軒並み180cmオーバーの法則 それはそれで良いものです [一言] ミュランが思ったよりでかかった
[気になる点] メルフィパパの後妻さんが魔法師とは、また意外な設定ががが! パパが武闘派……え……? そんなに格上の伯爵家だったんですね、マーシャルレイド家って。べっくり……
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