第9話
開拓を進めていき、大陸や島が次々と姿を現すと…。
ノボルはミッテラン国王から呼ばれていた。
「おお、そうだ、ノボルよ。お前にはまだ話していなかったが、
『伝説のタカイヤマ大陸』の話を知っているか?」
「伝説のタカイヤマ大陸…?」
そう、タカイヤマ大陸こそ、この物語の一番最後に登場する伝説の大陸だと、ミッテランは言う。
その『タカイヤマ大陸』には、2つの山脈と1つの高い山があるという。
ミッテラン国王の説明によると、
まず『ジュウマンモジスウ山脈』というのがあり、
続いて『ヒャクマンモジスウ山脈』というのがあるという。
「まあ、『ジュウマンモジスウ山脈』を越えた者たちは、これまでに数多くいるようだ。
『ヒャクマンモジスウ山脈』も、越えた者たちは何人もいるようだが…。」
「それで…?」
「問題は、『イッセンマンモジスウ山』という、一番高い山の頂にたどり着けるかどうかだ。」
なおもミッテラン国王は話を続ける。ノボルはその話をただ聞いているだけ。
「まあ、『ジュウマンモジスウ山脈』は、案外容易に越えられそうだし、
『ヒャクマンモジスウ山脈』も、頑張ればなんとか越えられそうなところだが…。
『イッセンマンモジスウ山』の頂に、たどり着くのは、かなり難しいという。
なにしろ、今まで『イッセンマンモジスウ山』の頂にたどり着いたのは、
まだ『サモナーさん』という人物1人だけだというからなあ…。
それに、『イッセンマンモジスウ山』の頂にたどり着いた者には、
そこでしか手に入らない、世界に1つしかない、超激レアアイテムを入手できるほか、
そこでしか戦えない裏ボスと、戦える権利も入手できるというが…。」
それから、僕らはとりあえず、『ジュウマンモジスウ山脈』は越えたという計算になる。
そこで僕らは、いや、この時は確か、僕1人だったな。
そこで『黒竜丸』という、黒い馬の姿をしたボスと対戦し、見事に打ち倒した。
それで、入手したアイテムというのが、
『黒竜丸の腕輪』
という、いわゆる腕輪、装飾品だ。
どうやらこれが、ここでしか手に入らない、激レアアイテムだというが…。
効果は、装着していると、どんなに歩き回ったり、走り回ったりしても、疲れない、疲労がたまらない、というもののようだ。
疲労がたまると、戦闘でも支障が出て、攻撃力や命中率、回避率も下がるという、それをこの腕輪を装備することで防いでくれるという。
あとは、ありとあらゆるステータス異常をきたすような攻撃から、身を守ってくれる。
早い話が、毒やマヒ、混乱、眠り、呪いなどの、ステータス異常になりにくくなる、ということだ。
これは実際にジュウマンモジスウ山脈のダンジョンを攻略した時の話。
カジノがようやく完成した時点では、まだ10万文字数にも達しておらず、せっせこ、せっせこ、小説を書き足していた頃だったな…。
この時期はとにかくカジノにつぎこんでいた。
とにかくお金が早くなくなる。いくらあっても、足りゃあしない。
そこでノボルは考えた。
「そうだ、この島にしかないような、何か特産品とかないかな。
それを売り出せば、あるいはこの島をアピールすることができるかもな。」
そうすれば、島にも、町にもまた収入が入ってくるし、そのお金をまたカジノに注ぎ込める。
ノボルはそう考えていた。しかしどうするか。
この島はまだまだ、この町以外のところは未開の森林などが広がっている。そこに分け入って、何か特産品になりそうなものを見つけよう。
例えば、木の実とか、あるいは海に出て、魚介類とか…。