プロローグ
気分で書いてみました。主人公視点を二人にして色々な角度からストーリーを展開していきたいと考えています。初投稿なので生暖かく見守って下さると幸いです。
ープロローグー
俺の名前は雨宮 春。高校2年生の17歳だ。趣味は自分の妄想を小説にしてwebサイトに投稿する事だ。それ以外は平凡な高校生をしていると自負している。
ちょうど夏休みに入って間もなく、俺は自室で小説を書く事に没頭していた。
「か、完結だー!」
ぐぐっと伸びをして感傷に浸る。半年かけて書いた小説が完成したのだ。ただ、それが嬉しくてすぐに色々なサイトへアクセスして小説を投稿しまくった。一段落終えると疲労感に襲われた俺はいつの間にか寝てしまっていた。
「おめでとうございます!
あなたの物語が採用されました」
それは、俺の夢に唐突に聞こえてきた。
「えっなにが?てか、誰?」
反射的に問いかけたが謎の声は俺の質問を無視しながら淡々と話してきた。
「この度貴方が応募した物語が我々の審査の結果
選ばれた事をお伝えに参りました」
暗闇の夢の中、俺はなんの話をされているのか理解できないでいた。そもそも自分の置かれている状況が夢なのか現実なのかを認識するために、周りを見渡したが周りは暗闇しかない。だが、暗いはずなのになぜか自分自身の姿は、はっきりと感じていて、変な感覚だったがとにかくこの状況はなんなのかを確かめるために再度質問をしてみた。
「一体どーゆう事だ!詳しく説明してくれ!」
謎の声は淡々と答える。
「わかりました。では順次説明をさせていただきます。
まず始めに…」
話が長かったので省略するが、どうやら謎の声によると話の内容はこうだ。俺の書いた小説がとあるwebサイトの企画募集に投稿され、審査の結果選ばれた。選ばれた事自体は、認められた気がして少し嬉しかったが問題はなんの企画に選ばれたのかだ。この状況からしてろくな展開にならないのだと直感していたが、次の言葉を聞いてその直感は当たっていることを確信した。
「つまり、世界再構築の物語として、選ばれました」
「………世界再構築?」
この展開はまずいと、頭の中で叫んでいた。日頃アニメとかラノベ読んでたからわかる。これ、あれだろ展開的に、異世界に行くやつやん!!!この場合、世界再構築だから…現実世界丸ごと異世界化するのか!いやいや、俺まだ現実でやり残した事あるよ!
主に、撮り貯めたアニメを見るとか、ネトゲのイベントとか、まぁ特に彼女は居なかったけど…居たことないけど作る予定だし。しかも絶対、異世界とかネット環境ないじゃないか!そもそもだよ?死んだら異世界転生するのがテンプレートだろ!俺死んでないんですけどっ!と心の中で突っ込みをいれた。
謎の声「はい、我々は貴方たちが住む世界がつまらないので世界を作り直す事に決めたのです!つまり、0から始める異世界なんやらです」
色々突っ込みたい話をされたが、おおよそ自分の置かれている状況がまじでヤバい事がわかった。しかし、同時に疑問も生まれた。世界丸ごと異世界にするのにわざわざ俺に告知する理由はなんなのだろう?この話だと、世界転生みたいなもので、地球上の人間もすべてリセットするようなものだ。当然、記憶も残らないはず。…あれか、俺だけ強くてコンテニュー展開なのか!そうだろ!絶対そうだな!確信した。
「じゃあ、早いとこ世界再構築お願いします」
「切り替えはやいですね笑。ま、まぁもうすでに始まって
いますのでしばらく自室にてお待ち下さい。では後ほど」
そう言うと周りが急に明るくなり自分の部屋のベッドに横たわった状態で目を覚ました。夢?あれは夢なのか?と思いながら、時計に目を向けた。時間は朝9:00。しかし、夏休みなので普段からしたら早起きレベルだ。しかし、妙な夢のせいではっきりと目が覚めてしまっていてとても二度寝する気分にはなれなかった。
「起きるか」
気だるくベッドから起き、カーテンを開けた。そこで目にした光景はさっきの夢が夢じゃないと物語っていた。外の景色がおかしいのだ。空がどんよりとした真っ赤になっており、その赤さに驚いていると、突然、鐘の音が響いてきた。
カラーンっ!カラーンっ!カラーンっ!
次の瞬間 空が 割れた。
それから外の建物や人が光の粒子になり、その割れた空へ吸い込まれていた。その光景を見ながらも心は冷静になり、この世界の終わりはこんなものなんだと、どこか達観しながら窓の外を見ていた。そして、綺麗だなーと思っていたらついに、自分の周りも粒子のようになっていき…次の瞬間、閃光のような光のまぶしさに反射的に目を瞑った。そうして最後にアナウンスが流れた。
アナウンス「再構築完了」
読んでもらえてありがとうございます。
プロローグはこんな感じで書きましたがどうでしょうか?表現力や、書き方、わからないことばかりで拙い文章になっていたらごめんなさい。日々成長していく様をお届けできたら幸いです。