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壊日常
平凡に暮らしている私、灯々木唯亜。
年齢は20、彼氏無し。
ハタチなんだからまだまだ人生楽しめる。
彼氏がいなくたって。
これは決して言い訳ではないから。
朝起きると今日は月曜日。
いつも通りに朝6時に起き、7時20分の電車に乗って賑わう都市の中心部にある会社でいつも通りに働く。
何も、何も変哲のない一日になるはず。
そのはずだった。
それが続くと思っていた。
まさかね。
電車の駅のホームで突き飛ばされるなんて誰も思ってないんだから。
「死んだ…のに生きてる。」
「ていうか、ここどこなの。」