夜の鉄パイプ
黒い沼を 私は渡る
鉄パイプが 冷たい雨に濡れる
電気信号が 斜めに交差する
光る信号が 雨の中揺れている
僕は裸で スカンクを追いかける
眠る羊が 増えてゆく
かもめの声がとても鋭い
いらついた雨が激しいよ
鉄パイプが冷たい雨に濡れている
コウノトリが踊っている
電車で知らない駅へ向かう
斜めの信号が読み取れない
わたしの記憶が揺れている
なぎ倒されない木を支える
鉄パイプが冷たい雨に濡れている
大きく開かれた空を見ている
まぼろしが彼方できらめく
鉄パイプが冷たい雨に濡れている