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『青春は大切に過ごしなさい』
高校2年生の時。場所は長崎。
僕らは、修学旅行だった。天気予報で、大方、こうなることは、予知出来ていた。
秋の九州。台風、大型台風が、直撃。修学旅行の二日目、午後7 時半くらいに、2年生五百七十余名が、宿泊ホテルの大広間に突然、集合となった。
教頭が、冷静さの中に情熱のこもった口調で、
『断腸の思いですが、修学旅行は明日の予定は、、、中止です。三泊四日の予定が一泊二日になりました。帰ります。』
その瞬間だった。同級生のJ子さんが、ポロポロと泣き出したのである。
どこか冷めた高校生だった僕は彼女の泪に、
『青春は大切に過ごしなさい』
と説教された気がした。contextのある、説得力のある、美しい涙だった。




