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第七話‐まさかの願い‐
晴海「あのさ…怜…」
怜「何…ですか…?」
晴海「ここの事なんだけどさ…ここって…」
怜「ここはこれから攻めればいいんです…」
晴海「へぇー、じゃあここは?」
怜「ここはこっちから攻めて欲しいですね」
晴海「だよな…でさぁ…」
怜「はい」
晴海「たかが数学の解き方に攻めるって…」
怜「えっ?おかしいですか?」
晴海「…滅茶苦茶おかしいと思うけど」
怜「へっ!?何で言ってくれないんですかぁ!」
晴海「いや、何か真剣に教えてくれてたから…」
怜「それで数学の時間に皆笑ってたんですね…」
晴海「まぁ…人それぞれだからさ、気にするなよ」
怜「気にしますよ!…はぁぁ…」
晴海「…」
怜「…何でそんなに笑顔なんですかぁ…?」
晴海「別に?」
怜「…もう帰りますっ!」
晴海「そう?」
怜「はいっ!」
晴海「そっか…ありがとうな教えてくれて」
怜「…あの…」
晴海「何?どうした?」
怜「…私のお願いを聞いてもらっちゃ駄目ですか?」
晴海「…どんな?」
怜「…今日、晴海さんの家に泊まっても良いですか?」
晴海「はい?」