表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
保持者に狙われる事こそ我が運命  作者: Waiver
晴海と怜~二人の能力~
6/18

第四話‐生まれた疑問‐

前回の話から二時間後…

時計はもう12時を過ぎていた…


晴海「…なぁ…怜…」


怜「…何ですか?晴海さん…」


俺は病院のベッド…

怜は横の椅子に座り、俺が寝ているベッドに倒れ込むようにして睡眠をとろうとしていた…


晴海「俺ってさ…生きてる意味…あるのかな…」


そんなときに、ふと呟いた言葉…


怜「…どうして…そんなこと思うんですか?」


帰ってきた言葉も、少し戸惑っているように感じた…


晴海「…だって、俺って反則型(チートフォルム)の持ち主だろ?」


怜「まだ開花してないですけどね…」


晴海「でも開花したらどうなるかわからないんだろ?」

怜「反則型(チートフォルム)の大半の人は一時的に自制心を失うらしいですからね…」


俺も失うのか…そんな恐怖しか覚えない…


晴海「もし今、開花したら俺は…守ってくれてる怜すら殺しちゃうかもしれないんだよね?」


怜「…そうかもしれないですね」


俺は今まで聞きたかった事を聞いてみることにした…


晴海「何で?…どうして逃げないの?…殺されちゃうかもしれないんだよ?」


怜「…それでもあなたを守りたいんです…」


…予想外の返答だった…


晴海「何が怜をそこまで動かすんだよ…理解できないよ…俺は…自分が殺されることに怯えてるってのに…」


怜「…理由は、またいつか…さぁ、寝ましょう…疲れてるんでしょう…」


またいつか…

そう約束してくれた怜を…俺は信じることにした…


晴海「…ありがとう」


そう言い残し…俺の意識は薄くなっていった…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ