表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/20

十六話

今回は、神彩かみさや剣吾けんご幼年期視点です



【魔界】


「はああ!!!スラッシュ」


僕はモンスターの群れを剣を振って道を開ける

どうなってこうなったかは僕にはわからない

でも、気が付いた時には魔界にいた

戦わないと生きることができない世界

・・・どうしてこんなことになっているかは知らない

けど、生きる!!

ただ、それだけが今の僕の目標だ


「お!見つけた」

「!!!」


大人の人が僕の目の前に立っている

鎧は僕と同じようなものを着て・・・


「・・・?おかしいな、魔力が弱い」

「どういうことだ!!!」


威嚇しながら聞く

この人は魔力を隠していないから魔力がわかる

・・・僕より強い魔力を持っている

戦えば負ける!それは確定していた


「グアアア!!!」

「危ない!!」


大人の人の後ろからオークが斧を振る

当たる・・・そう思った時だった


「スラッシュ!!」

「え?」


――――ブン!!


僕と同じ技を使った

・・・何者なんだ?この人・・・


「はあ、こんなぐらいのこいつを殺したって楽しくねえな」


そんなことを言っている

・・・今気が付いたけど、この人僕と同じくらいの年の子を連れている

足元でずっと引っ付いているけど・・・


「なあに?」

「いや!!別に・・・」


・・・舞い上がってしまった

なぜだ?

同じくらいの年なのに・・・


「・・・いいこと考えた。お前こいつを育てろ」

「え?・・・え!!」


どういうことかよくわからない


「じゃ、あとよろしくな」


――――ビュン


・・・そう言って消えた

瞬間移動魔法?

確か、魔力を大量に消費する代わりに行きたい場所に行けるという魔法だったはず


「あの・・・」

「!!!」


・・・ああ、ビックリした

僕は女の子と話したことがない

どういう会話をすればいいんだ?

僕はある意味人生で最大の選択を迫られているかもしれない


「とりあえず、自己紹介しよ?」

「あ、うん」

「私の名前は紗実」

「僕の名前は剣吾。よろしく」

「うん。よろしく」


手を握っただけで壊れてしまいそうな手だった

・・・どうしてあの人は僕に預けたんだろう?

しかも、育てろって一体どういうことだ?


――――グゥ~~~


「あ」

「・・・ごめん」


紗実ちゃんのおなかが鳴った

おなかすいているみたいだ

・・・余裕はないんだけどな


「これ・・・」

「え?」


僕は袋か食料を取り出した

・・・僕の唯一の楽しみのお菓子だ

よろこんでくれたらいいけど・・・・


ありがとーーーーございます!!

皆さんのおかげでアクセス数が一万件突破しました

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ