十二話
今回は、ララミ=ミララ視点です
!!
倒れて言っている・・・剣吾が
魔力はおかしいが剣吾が倒れた
とにかく、傷口をふさがないと・・・
全身が血まみれだ・・・
「うそでしょ?・・・これ・・・」
シーナが驚いている
シーナは基本的に回復魔法を得意とする緑色の持ち主だ
どうしたんだ?
「傷口がわからない」
え?
どういうことだ?
傷口がわからない?
「とにかく、治療の魔法・・・シャイン」
緑色の光が、剣吾を包み込む
だけど・・・その緑色が・・・どんどん黒に染まっていく
「キャア!!」
何かの力に反発されたようだ
どうしてだ?しかも、聞いたことがない。
緑色の魔法がどんどん黒に染まっていくなんて
「あ・・・があ!!」
――――ブシャア!!
また・・・血が噴き出した
だけど色が・・・違う。赤じゃない・・・黒に近い緑色だ!!
「シーナ!大丈夫か!?」
「はい・・・なんとか・・・」
シーナから魔力を感じることができない
まさか、魔力を完全に吸収された?
「みんな!魔法は使うな。タンカで剣吾を運べ!」
「「「はい!!」」」
みんな返事のいい声で動き出す
・・・わかっている。運んでもらちがあかないことぐらいでも・・・
今できることだけは・・・絶対にやる!!
【王室】
「これからどうするの?団長!」
「とにかく、包帯で傷口を・・・」
「あ~~~駄目だ駄目だ。それじゃあ、剣吾死ぬぞ?」
!!
「だれだ!?」
警戒して叫ぶ
声の主は私の後ろにいた
短髪の金髪で、背は剣吾と同じぐらいある
そして・・・背と同じくらいのでかい剣を背中に乗っけている
「俺の名前は、三条 森羅。でもって、森火刃見だ。簡単に言うと剣吾の仲間」
「剣吾の・・?」
なんだ?今の森火刃見って・・・
いや、そんなことより剣吾の仲間?聞いたことがないぞ?
だけど・・・
「どういうことだ?死ぬって」
「そりゃそうだろ。ていうか、変われ俺がやる」
・・・どうする?
確かに、見たところではこいつは治療の方法を知っていて、実行できるみたいだ
しかし・・・
「駄目だ。仮にも剣吾は私たちの王となる人・・・訳の分からないやつに任せることはできない」
断った
・・・楽はしない。絶対に私達で助ける
「そうか・・・なら、ちょっと痛い目あってもらうぞ?」
そう言って、こいつは剣に手をかけた
誰だか、わかりませんが文章評価、ストーリー評価してくださってありがとうございます\(^o^)/