プロローグ Part.5
久々の投稿になります。
人格トレースとか色々と変化してるかもしれないですが……
よかったら読んでください。
けど、よく考えてみると桜内さんもここのギルドをやっているのだから。
「そういえば、この街って外の情報とかは?」
「外の情報は普通に入るよ。ただ。外に出るときにいろいろ制約は付いちゃうけどね」
たしかに、この街の事は漏れたらやばいよな?
俺の場合は昔は親にここに連れてきてもら……た?
「あれ、よく考えたら俺って数年前までここに遊びに来ていたよな?」
よくよく考えたらそうだ。
両親が仕事が忙しく無かった時期はここに遊びに来ていた。
「そいえばそうだね」
「飛鳥お兄さんのお父さんとお母さんって考古学者さんでしたよね?」
「確かにそうだが?」
「魔法に関する事だとしたら辻褄が合うと思うよ?」
「あっ!!」
奈緒の言葉に俺は納得した。
それだったらここに来る口実がある。
「とりあえず、この街で頑張っていくしかないな……」
「私たちもいるから頑張ろう」
「うん、がんばろ~」
俺たちは、テーブルに置かれた飲み物を飲み終わり会計をした。
その時、外の騒がしいのに気がついた。
どこかの人物が大通りで喧嘩しているのだろうとしか考えてなかった。
だが、その考えは甘いことに気がついたのは三人が外に出たときだった。
喫茶店の扉を出て外に出たとき、二つの赤と緑の球がこっちに飛んできた。
「魔法球!!?」
俺は手を魔法球の方に翳したが魔法が練れない!!
「しまった!!」
まだ、この街での認証許可が取れていないことに。
俺たち《ラクト》での決まり事でその支社の者の許可が取れない限り魔法の練成をすることが出来ない。
「「飛鳥お兄さん/お兄ちゃん!!」」
俺の後ろに居る二人に当たってしまう。
その時、フードを被った男が俺の横に並んだ。
「…………」
その言葉を聞いたとき、印をきった。
「大地の風よ、我らの身を守る盾となせ」
「水の精霊よ。大気の水を集め我らを災厄から守られよ!!」
フードを被った男が緑の障壁を。
そして、青色の障壁を俺が作りそれぞれの相殺する属性にぶつけて消した。
「え。え!?」
今起こったことが何なのか理解できない二人は状況が理解できていなかった。
無理もないと思う。
そして、フードの被った人を見ると小さく頷いた。
「さて、そこの二人さんこんな往来で喧嘩……ましたや魔法は危険行為だ!!」
さっきの魔法球を飛ばしてきた二人の男(不良っぽい人)に近づいた。
「ん、何だてめぇは?」
「おい、チビは黙ってろ!!」
一瞬、カチンときたが穏便にすましたく一回息を吐いた。
「もう一回言います。ここで魔法での喧嘩は……」
「「チビは引っ込んでろ!!」」
ブチン――
何か切れた音がした。
ズドン!!
「あ、がぁ……」
「…………(ピクピク)」
喧嘩をしていた男らは地面に倒れていた。
「……飛鳥くん、流石にやり過ぎだよ」
「人の気にしていることを言う方が悪いと思いますが?」
その言葉にフードを脱ぐと亜麻色の髪の優しげな女性が陰のある笑いで俺を見ていた。
そして、女性が右手を上に上げると同じくフードを被った人たちが五人ほど騒ぎの中に入ってきた。
「魔術師協会です。どうもお騒がせしました、五分ほどで撤退しますので申し訳ございません」
その言葉と同時に周りに集まっていた野次馬が解散していった。
「さすが、しのぶさんですね」
「はいはい、それより後ろの子たちは大丈夫なの?」
その言葉に振り向くとその場に座り込んでいた。
「とりあえず《ラクト》に転移するからその子たちも一緒にね」
「そうですね。ちゃんと説明をしないといけませんからね」
非常に長い説明になりそうなのは言うまでもなかった。
しのぶさんに転移の魔方陣を出してもらい、一度へと向かうことになった。
……さて、元々考えていた方向から逆走してるのでww
簡単に次回のネタバレを♪
主人公のこの街にきた目的でも……
御静観してくださりありがとうございました。