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双子のカケラ  作者: 毬藻
プロローグ
1/6

プロローグ Patr.1

今回は、書き貯めなしの即席小説です(汗)

なので、この小説は短い上にパート書きみないになりますがそこは宜しくお願いします(汗)



俺は、寒い冬空の中、駅の近くの公園に歩いてきた。

近くにベンチがあり、そこに積もった雪を払いのけ、腰を下ろした。

手には、先ほど買った缶コーヒーが握ってあったが、この寒空の中と、手が悴んでいた為に熱くはなく、(ぬる)くなっていた。


「ここだよな? 遙姉さんの待ち合わせ場所は」


 しかし、肉眼で確認できる限り、知っている知人どころか人が一人もいない。


「待ち合わせ場所を間違えたか?」


しかし、駅の近くの公園はここにしかないはず。

ましてや、長く住んでいる遙姉さんが待ち合わせ場所を間違えるなんて……


「いや、大いにあり得るな……」


苦笑いしながら頭を抱えた。

待ち合わせをしている遙姉さんはかなりの方向音痴だし。

近くのコンビニに買いに行くのにGPSは勿論、発煙筒まで持たされるからな。


「気長に待つ……しかないよな」


「あの……すいません」


足元を見ていた俺は、二つの影が俺の方に止まっているのに気がついた。

まだ、午後二時過ぎ……日は俺の方に傾いてきていた。


御影(みかげ) 飛鳥(あすか)さんで間違いないですか?」


その言葉に俺は、顔を上げた。


「御影 飛鳥は俺で間違いはないが……何で、俺の名前を知ってる?」


顔がそっくりのツインテールにした女の子が立っていたからだ。

その子達は、俺の言った言葉に最初は驚いていたが、直ぐに笑顔になった。


「俺、なんか変なことを言ったか?」


「あっ、いえ……流石に長い間、逢わなかったんですから、覚えてないのはしょうがないですよね」


その言葉で、俺はこの双子に会っている?

けど、俺の記憶の中ではな……いや、待てよ?


「ここにいる親戚は一人しかいない……双子の女の子?」


聞こえないように、呟いた。


【飛鳥お兄さん】

【飛鳥お兄ちゃん】


その時、頭の中に二人の幼い女の子が出てきた。

俺は、その子達の事を覚えてる。


「…………奈緒ちゃんに……奈々ちゃん?」


そう言うと、二人は笑顔になって。


「はい。お久しぶりです……飛鳥お兄ちゃん」

「うん、正解だよ。お久しぶり、飛鳥お兄さん」


その笑顔は、俺の記憶の中にある双子と寸分も変わらない笑顔で見ていた。

完全にプロローグを分割で掲載していきますのでご了承ください(汗)

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