SS.02話 夜間の気苦労
※【全はちゃ!!】関係者様のみ閲覧可
※【Mineclaft】及び【Mojang】様には一切関係なし
※未登場人物などネタバレ有り
※キャラ崩壊の可能性大
今回は06話~07話の間のサイドストーリです。
マイクラ知らない人は先に一番下の"マイクラ知識のコーナー"を見るともっと楽しめるかも↓
これを念頭に、、全はちゃ!!マイクラパロSide Story編をお楽しみください!!!!!!!!
「うい、じゃあお前ら、授業を始めるぞ~」
「授業、、真慈がいなくて良かったね」
「あいつは絶対爆睡してたろ」
「間違いない」
「うん、だから掘らせたんだぞ?」
「裕介の計画通りかよ」
1日目の夜、採掘隊が堀り始めると裕介は授業を始めた。
「あんま時間ないから速めにやるぞ」
「夜は10分間しかないからね、」
「うい、了解です!」
「じゃあとりあえず、最優先にお前らの安全に関わるのから始めるか」
「それ以外は経験して覚えればいいもんね」
「それはそう」
「じゃあ、始めになんだけどな、
「やほー、今どんな感じー?」
裕介が話し始めた途端、KYが採掘場から上がってきた。
この場合のKYは、空気が読めない方である。
「陽史、どしたん?」
「石が21個集まったから、つるはしを石にアップグレードしようと思って」
「あ、そこの作業台使いに来たのね」
「そうそう」
「陽史、つるはし作る前にさ、まずクワ作らん?」
「いや、なんで????」
「え、知らないの?クワがツールの中で一番強いんだよw?」
「なんでよ」
「えっ、常識じゃんかw」
「おい、古都花、知らない人もいるんだから嘘の知識教えるな」
「あ、ごめんてw」
「それから陽史、説明中だから早くクラフトして地下に戻れ?」
「はーい、了解っ」
「2人とも裕介に一蹴されてて草」
優の呟きに「それな、さすが裕介すぎるわ」と言いながら、陽史はさっさとクラフトして地下に戻っていった。
「よし、邪魔なやつもいなくなったところで続きな」
「邪魔なやつって言ってやんなよ」
「事実だからしゃーなし」
「続けるぞ?さっき家に入ってきて新村がワンパンしたのがゾンビだ」
「あのかわいそうだったやつね」
「そうそう」
「対処法としては、ゾンビは近接攻撃しかないから、落ち着いて距離を取れば基本は大丈夫だ」
「なるほどです!!」
「未紀さんならそんなことしなくても、ゾンビくらい1発で破壊できるよね?」
恭弥がニヤニヤしながら、堂々と未紀の地雷を踏み抜いた。
「おい、てめぇ、ぶっk(他主規制)すぞ??????」
「うわー、怖い怖いw」
「絶対思ってないだろうが」
「はいはいはい、話進まんから次行くぞ?」
裕介がぐちゃぐちゃになった軌道を修正する。
家メンのいつもの流れだ。
これだから裕介の気苦労が絶えないのだが、
「次はな、s "ドーン!!!!!!!!!!!!"」
説明を始めた裕介の声が凄まじい爆発音に書き消される。
裕介の後ろにあった壁には穴が空き、そこには両手で身を守った姿の新村がいた。
「おい、急に爆発するとか危ねぇだろ、かすり傷受けたわ」
「なんでかすり傷で済んでるんだよ」
「は?手で守ったからに決まってるだろ」
「普通の人なら、それでも大怪我するんだよ」
「さっすが人外」
「ってか、あいつなんだったんだ?気づいたら隣にいて、爆発しやがったぞ?」
「そいつはクリーパーだな、緑色のモザイク模様の体をしてる敵だ」
「気づいたら隣にいるとか、ストーカーですか?」
「透花と仲良くなれそうだなw」
「あいつなら、抱きついてそのまま爆破されてそうだけどな」
「ありえる」
いつも通りの酷い扱いである。
…まあ、自業自得だが。
「ってか、お前ら何してんだ?」
「今はマイクラ知らない人たちに、大事なことだけ教えてたとこだ」
「ほぼ、何も言えてないけどなw」
「じゃあ邪魔しちまったな、俺はもう少し外で遊んでくるわ」
「遊んでくる…ね」
「ん?なんだ?」
「いいから行ってこい、それから新村、朝になったら教えてくれるか?」
「任せろ」
そういうと新村は外に出ていった。
その後、空いた壁の穴を裕介が埋める。
埋め終わった後、「じゃあお前ら、」と裕介が振り返った時、
「うわっ!!!!」
璃久がちっちゃくなった。
正しくは、地面に半身埋まった。
「「「「え、、?」」」」
突然の出来事に全員の言葉が詰まる、
「え、璃久?何した?」
「いや、知らなあああぁぁぁ!!!!」
その瞬間、目の前から璃久が消えた。
璃久が居た場所にはぽっかりと穴が空いている。
その穴を優と裕介が覗き込むと、見上げている透花と陽史、そして璃久がいた。
「この真下で掘ってたってことか…」
「璃久、大丈夫か?」
かなり心配そうな口調で優が訪ねる。
「大丈夫、この世界に地面はあった」
「ならいいけどよ、」
「よくねぇだろ、怪我は大丈夫か?」
「うん、ちょっと捻挫はしたっぽいけど、なんかこの世界怪我がすぐ治る」
「マイクラの世界の回復能力あって良かったね」
「ならいいが、また戻ってこいよ」
「ういー」
その時、
「おいお前ら~、朝だぞ~!!!」
と、新村のモーニングコールが響いた。
「えっと、俺らは何を教えた?」
「確か、、ゾンビとクリーパーだけ?」
「なんの成果も得られませんでしたってやつか」
それを聞いて、裕介は小さなため息をついた。
と、その時、
「うわ、、おい!!!!」
と声をあげながら、優も消えた。
優が居た場所には、もう1つの穴が空いている。
「おい、採掘組、学習能力0かよw」
古都花が呟く。
それを見て、古都花と優が遊んでる裏で、裕介は本日二度目のため息をついた。
知らない人には参考になる(?)
マイクラ知識のコーナー!!!!
「くわ」
つるはし同様、アップグレードの段階があるツール。
全ツールの中で比較して、掘れるブロックがかなり少なく、攻撃力も低く、土を耕すくらいしか能が無いので、作る優先順位が低くなりがちなツール。
古都花は(なぜか)くわ信者である。
「クリーパー」
緑のモザイク模様をした自爆特攻を仕掛けてくる敵。
顔がマイクラのアイコンになっているキャラ。ちょっとかわいい。やることはかわいくないが。
近づいてくるときの音が無いので、後ろに急に現れたときは驚きで寿命が10年縮む。上から目の前に落ちてきたときは100年縮む。
また、家の近くで爆発されると広範囲を壊されることから、劇的ビ○ォー○フターより、"匠"と呼ばれることもある。
目の前で爆発されたら瀕死までもっていかれる可能性もある、実は恐ろしい敵。つまり、新村は人外。